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市長対談(1)

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神奈川県横浜市

■「あぶない刑事」の舞台 横浜の魅力を語る 舘ひろし×柴田恭兵×山中竹春
横浜を舞台にタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)が大活躍する刑事ドラマ「あぶない刑事」は、1986年からテレビドラマが2シリーズ、さらにスペシャルドラマや映画7本が公開された大人気作です。横浜市が撮影支援した8本目の映画が5月24日に公開となる記念に、横浜の魅力について舘さん・柴田さんと山中市長が語り合いました。
T:舘さん
S:柴田さん
Y:山中市長

■ロケジェニックな街、横浜
―「あぶない刑事」の舞台である横浜にはどのような印象をお持ちですか。

舘さん(以下T):僕はね、横浜は人も景色も潤っている「濡れてる街」だと思うんです。東京ってすごく乾いた都会って気がして。山下公園のあたり、ホテルニューグランドとか当時から変わらないけど、雰囲気があってエキゾチックですよね。こういう素敵な場所はこれからも残してほしい。

柴田さん(以下S):横浜はほんとに絵になるんですよね。景色や建物はもちろん、撮影の時走り回った、ちょっとした路地も一つ一つ、横浜というイメージを作っているピースだと感じています。どこで撮っても、景色に救われて素敵な映像になるんですよ。

山中市長(以下Y):嬉しいです!「あぶない刑事」は、1986年から横浜で撮影していただいていますが、横浜と映画の関係は古く、大正時代には元町公園の一角に撮影所ができて、多くの映画が作られました。その後も、港や西洋風建築、中華街など、「横浜ならでは」の景色がロケ地として取り上げられてきたのですが、映画界や地元からの「煩雑な撮影許可の申請手続きを市でまとめてほしい」という声を受けて、市役所内に「横浜フィルムコミッション」を立ち上げました。現在では、毎年700~800件の相談を受け、経験豊富な市の職員が50作品以上の撮影を丁寧にサポートしています。こうした市の取り組みによって、作品制作に関わる人たちとの信頼関係が生まれることで、横浜を舞台にした数多くの作品が生み出され、さらには横浜を訪れる人が増えるという好循環につながっています。今後も、映画やドラマを通じて、横浜の魅力を広く発信し、ブランド力や集客力の向上につなげています。

S:僕は横浜が舞台の作品に出ることが多かったんですが、撮影していても、横浜の皆さんは温かかったですね。

T:みんなすごい協力的で。僕は西部警察を東京で撮影していたんだけど、横浜のほうが温かかったです。

Y:ありがとうございます。これからも、「横浜でロケをしたい」と感じていただける環境をつくっていきます。

―この38年、ベイブリッジやランドマークタワーなど、まちづくりが進んで景色が大きく変わりました。

T:赤レンガ倉庫のところなんて、38年前は何もなかったよね。今は雰囲気のいい商業施設になってる。中華街も賑わっていて元気だよね。今作で登場するハンマーヘッドも、そこに新しくできたインターコンチネンタルホテルも、素敵ですよね。だって、本当にすぐそばに海が見えるんだよ。なかなかそんなロケーションってない。

Y:臨港パークからハンマーヘッド、さらに山下公園までの約5kmの海辺の水際線(すいさいせん)は、景観も美しいですし、観光施設も集まっていて、世界に誇れるロケーションだと思っています。

T:今回、山下公園から赤レンガ倉庫まで、海のそばを通る「ザよこはまパレード」に参加して、横浜の魅力をあらためて感じました。

Y:パレードの時だけでなく、山下公園通りでの歩行者天国や、夜は季節を問わず打ち上げる花火「横浜スパークリングトワイライト」など、公共空間を使って1年を通じて楽しめる仕掛けをしています。今後も、他の都市にはない横浜の水際線の魅力をもっともっと磨き上げ、国内外からさらに多くのお客様にお越しいただけるよう、にぎわいあふれる空間にしていきます。お二人もぜひ歩いてみてください。

S:僕は撮影の時、路地裏を走り回りましたから、プライベートで寄ったときに、「ここも走り回ったな」とか、「この路地も撮影したな」とか、思い出がいっぱいありますね。

Y:本牧や野毛、伊勢佐木など、古き良きエリアも横浜の魅力の一つですよね。「あぶない刑事」では、昔懐かしい街並みから新しいビルが立ち並ぶエリアまで、さまざまな場所が登場しますが、配給を行う東映様と協力して歴代のロケ地巡りを紹介するマップをつくりました。対象店舗でお買い物をすると、「あぶない刑事」のステッカーがもらえるタイアップ企画も行っています。横浜を訪れる多くの方に、名シーンの舞台を巡り、横浜の魅力を体感してほしいですし、経済の活性化にもつなげていきます。

S:山下公園や大さん橋から、クルーズ船やコンテナ船、クレーンが見える港の風景も、横浜らしさですよね。

Y:そうですね。海の上から見る港の景色も素敵なんですよ。昨年1年間でクルーズ船が横浜港に入港した回数は171回と、国内トップです。横浜にお越しになるクルーズ客の皆様にも、海から見る横浜の景色を楽しみ、入港後は横浜の街なかを巡っていただけるような取り組みを進めています。今後、臨港パークに展望ゾーンを整備するほか、カフェとランニングステーションを備えた施設が2025年度にオープンする予定など、観光消費のさらなる拡大につなげます。ぜひまたお越しください。

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