2019年の令和元年東日本台風(台風第19号)では、神奈川県内の一部の地域で2日間の雨量が1,000mmを超えた記録もあり、全国各地で河川の氾濫や土砂災害が発生し、深刻な被害が発生しました。また、近年では台風に限らず、線状降水帯の発生等による局地的な豪雨も各地で発生しています。
■線状降水帯って何?
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞して発生する、長さ50~300km、幅20~50kmの線状に延びる降水域です。
2023年には全国各地で23回の線状降水帯が発生し、7月7日から10日にかけては、九州北部地方で24時間に約423mmの降水を記録しました。
線状降水帯の発生が予想された時は、災害への心構えを一段高めていただくことが重要です。
出典:気象庁ウェブサイト令和5年報道発表資料を加工して作成(【HP】https://www.jma.go.jp/jma/press/2308/08a/20230808_saimota.html)
「想定外のことではなく、港北区でも、線状降水帯がいつ発生してもおかしくないですね。」(港北区防災大使 「ぺこぱ」のシュウペイさん)
■避難情報や避難のタイミングを確認しよう!
港北区の約40%の地域が洪水浸水想定区域に含まれています。
台風や大雨の水害等に備え、自分の避難行動を考えましょう!
「高い所への「垂直避難」、浸水想定区域外への「水平避難」等、家族構成や建物等によって、避難の方法は違うんですね!情報をしっかり収集して、安全に避難しましょう!」(ぺこぱのシュウペイさん)
警戒レベル4(避難指示)で自宅が「避難対象区域」に入っている人は、全員避難です。
「横浜市 マイタイムライン」で検索
いつでも避難行動が決められるように、「マイ・タイムライン」を作成しませんか?
▽ステップ1:住んでいる地域の危険性をハザードマップで把握する
ハザードマップを確認しよう!
区の中央を東西に流れる鶴見川は、かつて「暴れ川」と呼ばれ、大雨によってたびたび氾濫しました。浸水ハザードマップでは、48時間の雨量が約792mm(想定最大規模)で鶴見川が氾濫してしまった場合の浸水深や避難場所を記載しています。
▽ステップ2:気象情報や避難情報等の収集方法を把握する
避難情報を確認しよう!
テレビのデータ放送や横浜市防災情報ポータル、横浜市避難ナビでは、気象や避難に関する情報を発信しています。
その他、各種情報の取得方法については、本紙4ページへ
▽ステップ3:避難のタイミングや避難行動を決める
この看板を見たことはありますか?
区では、区民の皆さんに防災意識を高めていただくため、洪水時に浸水が想定される区域内の電柱に、河川が氾濫した際の最大の浸水深を表示する「まるごとまちごとハザードマップ」の設置を進めています※。
※2022年度は大倉山・綱島地区、2023年度は新羽・城郷地区に設置しました。2024年度以降も区内の浸水想定区域に順次設置します。
問合せ:総務課 防災担当
【電話】540-2206【FAX】540-2209
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