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自治体の皆さまへ

関わり合いが温かさを生む 地域を支える人たち(1)

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神奈川県 横須賀市

困っている人を助ける人。まちを守るために動く人。きっかけや活動の理由は違っていても、共通しているのは熱い思いと、思いやりにあふれたまなざしでした。

■人と人とをつなぐ存在「民生委員」
横須賀市民生委員児童委員協議会 会長 白井幸江(しらいゆきえ)さん

◇小さなつながりが輪になる
私が民生委員になったのは、もともと夫の父が民生委員を務めていて、その後任を探していたことがきっかけでした。就任から数年が経ち、介護保険制度が始まったこともあり、民生委員の職務が増えたことで地域の高齢者に、より密着するようになりました。一人暮らし高齢者など見守る対象が増えていて多忙にはなっていますが、人との関わりを感じられる、とてもやりがいのある職務だと思っています。
人と人とがつながること、集うこと。これは人間が生きていく上で欠かせないと、私は考えています。民生委員は人と人とをつなぐことができる存在です。小さなつながりが輪になり、さらに多くの人とつながっていけるように、という思いで活動を続けています。

◇コロナ禍で生じていた変化
数年前までは、地域の高齢者などを対象とした「ふれあい昼食会」などのイベントを開催しており、皆さんが楽しんで参加していました。しかし、突然やってきたコロナ禍によって、全て中止しなければならない状況となってしまいました。ことし5月にようやく行動制限がなくなり、また動き出そうとなった時、何よりも印象的だったことがあります。それは、地域の高齢者たちの様子です。かつては交流を楽しんでいた姿が、行動制限によって足腰が弱ってしまったり、外出することに対しておっくうに感じる気持ちが生まれてしまったりと、大きな変化が生じていたのです。
このままではいけない、なんとかまた大勢で交流する楽しさを思い出してほしい。そこで開催したのが「ふれあい昼食会」改め「ふれあいカフェ」でした。

◇参加希望者ゼロから始まった「ふれあいカフェ」
「ふれあいカフェ」としたのは、段階を踏んで催しを再開していくためでした。しかし、いざ参加者を募ってみると、なんと希望者はゼロ。計画しても、参加者がいなければどうしようもありません。そこで手を差し伸べてくれたのが、特別養護老人ホームのサニーヒル横須賀でした。
参加に二の足を踏む人から聞こえてきたのは、「会場(長井コミセン)までの移動が大変」という声でした。この声を聞いたサニーヒル横須賀が、快くバスでの送迎を引き受けてくれたのです。これが功を奏し、再度声掛けをしたところ、なんと60人にまで参加者が増えました。
当日は長井婦人会などによる手作りのお菓子が振る舞われ、参加者だけでなく運営側も楽しい時間を過ごすことができました。参加した高齢者からは、「久々にたくさんの人と会えてよかった」「楽しい時間を過ごすことができた」という喜びの声と笑顔があふれていました。
今回、「ふれあいカフェ」を開催することができたのは、地域のつながりがあったからです。社会福祉協議会、婦人会、福祉施設、民生委員、社会福祉推進委員、そして、一歩踏み出してくれた参加者の皆さん。地域の結束力が温かさを生んだ瞬間だったと感じています。

◇民生委員児童委員
地域で援助を必要とする人への生活相談や助言を行う他、福祉サービスを利用するために必要な市への情報提供などを行う存在であり、「児童委員」も兼ねています。
町内会長・自治会長が、広く社会の実情に通じ、社会福祉の増進に熱意のある住民を候補者として推薦し、市の民生委員推薦会などを経て、厚生労働大臣が委嘱します。委員一人一人に活動する区域が定められ、本市の場合、委員1人あたりの受け持ち世帯数の基準は170~360世帯です。

問合せ:福祉総務課
【電話】822-8245

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