■ごみ当番
一昨年11月に妻が旅先で転倒し、右手を骨折。その日以来、私の、朝のごみ出し生活が始まった。妻のケガが完治してからは、元に戻ってよい筈なのに、妻はスッとぼけて知らん顔を決めこみ、(家庭では)弱気な自分から「もうお前がやれよ!」とは言い出せず、今日に至っている。
最初のうちは、ジャージにサンダル履きでごみ出ししている姿に、通りがかりの中学生から二度見されたり、近所の人にはビックリされて、「今日は、どうしたんですか?」と聞かれた事もあった。しかし、2年も続くと近所の方々も見慣れたらしく、当たり前の光景として朝の挨拶を交わし、たまに井戸端会議(みたいなもの)にも、時を過ごすこともある。
何故、この仕事が続いているかというと、意外と嫌いではないからだと、自己分析している。家中のごみ箱の中身を分別して、なるべく軽量化しながら、ごみ出しするのは、終わるとスッキリする事に気づく。そして、何より、ごみの減量推進の重要性を、強く実感することができるのだ。
とは言え、果たしてこのごみ当番の任期は、いつまで続くのだろうか…。
横須賀市長
上地 克明
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