■「卒業曲」
横須賀市長 上地 克明
3月というと、卒業シーズンだが、私が今までの人生で最も感激したのは、自分自身の卒業式ではなく、子供達の保育園の卒園式だ。当時、共稼ぎだったので、保育園には、毎朝一緒に登園しており、卒園は、ことのほか寂しさが募った。特に次男は、1歳2ケ月から5年間登園していたので、当日は、様々な思いが駆け巡り、開式早々、ウルウルしていたのだった。そして、最後は、「蛍の光」でも「仰げば尊し」でもなく、まさかの「七つの子」を出席者全員で合唱。
その物悲しいメロディーで、「カラス~♪なぜなくの~♪」と歌い始めると涙線崩壊で、号泣状態になってしまい、鼻水はズルズル、涙が止まらず、恥ずかしい思いをしたのだった。
私にとって卒業曲は、間違いなく「七つの子」である。
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