■執筆者・フリーランスライター 木内アキさん
移住者目線で横須賀の魅力や奥深さをつづった冊子「ヨソモノ」著者の木内さんに、発刊に至った思いや移住のきっかけを伺いました。
2号連続でお届けします。
◇ソトから見た横須賀。移住者が切り取る、まちの魅力。〔前編〕
長く住んだ東京からの移住のきっかけは「自然のある場所で暮らしてみたい」と家族が希望したこと。自然豊かな北海道出身の木内さんが反対する理由はなかった。自分たちのライフスタイルに合う移住先を検討する中で、「たまたま」横須賀を選んだ。しかし、仕事部屋にさす暖かな陽、窓を開けると聞こえる鳥の声、新鮮な魚や野菜…。東京暮らしの楽しさとはひと味違う、穏やかな幸せに満ちたくらしをとても気に入っている、と語る。
木内さんが感じた横須賀の良さはこれだけではない。
地元の人には当たり前に映る情景に名前をつけ、魅力の1つとして切り取った。言葉を通じ、ソトから見た横須賀を多面的・重層的に表現した「ヨソモノ」は、このまちの捉え方を問いかけている。
9月号につづく
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