日本人の2人に1人ががんになる可能性があり、罹患(りかん)者の5人に1人が死亡するといわれています。がんで命を落とさないためには早期発見・早期治療が重要です。個別検診では、同日に複数の検診を受診でき、費用が安くなるセット検(健)診を今年度から始めました。年に1度、がん検診を受けましょう。
▽がんになる確率
日本人2人に1人
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性65.5%、女性51.2%です。
▽がんで死亡する確率
男性:4人に1人
女性:6人に1人
がんで死亡する確率は、男性26.2%、女性17.7%です。
▽がんになった人の生存率
早期発見・早期治療で90%以上
早期発見・早期治療で5年後の生存率が高まります。
参考:国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」ページ
■市のがん検診
市のがん検診は、肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・子宮頸(けい)がん・前立腺がんの6種類あり、集団検診または個別検診で受診できます。申し込み方法や実施指定医療機関などの詳細は、市ホームページまたはえびな健康だよりをご覧ください。
▽集団検診
市役所玄関付近に駐車した検診バスで行います。検診日は市が指定した日にちから選びます。個別検診よりも安価で、検診時間も比較的短くなります。
▽個別検診
市が指定した医療機関の中から受診先を選びます。個人の都合に合わせて受診日を調整できます。
■検診項目
検査内容や費用は、集団検診と個別検診で異なります。下表を参照してください。
▽乳がん
対象:前年度未受診の40歳以上の女性マンモグラフィー検査
集団:
・40代…2方向2,000円
・50歳以上…1方向1,500円
個別:40歳以上…2方向2,500円
▽肺がん
対象:40歳以上の方
胸部X線:集団600円
CT検査:個別3,300円
▽胃がん
対象:40歳以上の方
バリウム検査:集団1,300円
内視鏡検査またはバリウム検査:個別3,700円
▽大腸がん
対象:40歳以上の方
便潜血反応:
・集団…500円
・個別…1,000円、市の特定健診(※)と同時受診で400円
▽前立腺がん
対象:50歳以上の男性
血液検査(PSA値測定):個別1,500円、市の特定健診(※)と同時受診で800円
▽子宮頸(けい)がん
対象:20歳以上の女性
細胞診:
・集団…1,000円
・個別…1,700円
※…特定健診は、国民健康保険加入者のみ受診できます
■がん発見率はX線検査の約8倍!肺がんCT検査
市の肺がん検診は、個別検診にCT検査を取り入れています。胸部を1~5ミリ幅で輪切りのように撮影するため、初期の小さながんもはっきりと確認することができます。発見率は胸部X線検査の約8倍で、他の病気の発見につながることも期待できます。検査時間は約10分で、着替えの必要もありません。肺がん検診は、市の個別検診で受診することをお勧めします。
場所:海老名市医療センター(さつき町41)
申込み:電話または直接健康推進課へ
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