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12月3日~9日は障害者週間〝誰もがその人らしく〟暮らしを支える人たち(1)

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神奈川県海老名市

12月3日~9日は「障害者週間」です。誰もがその人らしく安全・安心に暮らせるように、障がいのある人を支える職場で活躍する人たちを紹介します。

■障がいのある人を支える仕組み
市は、障がい福祉の中心的機能として生活の相談に応じるほか、市民からの申請に基づき、障がい福祉サービスの利用を決定します。
障がい福祉サービス事業所は、自治体の決定を受け、利用者と契約を結びサービスを提供します。

▽障害者週間パネル展
市内の障がい者団体の活動紹介や、県立えびな支援学校の生徒の作品を展示します。
期間:12月1日(金)~8日(金)(閉庁日除く。最終日は12時まで)
場所:市役所エントランスホール

■事業所が提供する障がい福祉サービス
市内には約165の障がい福祉サービス事業所があります。障がいの程度や社会活動、介護者などの状況を考慮し、それぞれの事業所が一人一人に寄り添ったサービスを提供し、利用者を支えます。

▽子ども
発達に心配がある子どもが通う施設で、日常生活の基本的な動作の指導や集団生活への適応訓練、遊びや学びの場を提供するなどの支援をします。

▽生活の場
入所施設や共同生活を行う住居などで、相談、入浴、排せつ、食事の介護など、日常生活上の支援をします。

▽訪問
障がいのある人を訪問し、自宅での入浴、排せつ、食事などの介護や、外出時に必要な支援をします。

▽相談
障がいのある人やその家族からの相談に応じて、障がい福祉サービスを受けるための調整や助言をします。

▽就労
就労を希望する人に、必要な知識・能力を高めるための訓練をします。就労の機会を提供する事業所もあります。

▽通所
通所施設で、入浴、排せつ、食事などの介護や、創作活動などの機会を提供します。

■事業所で働く人にインタビュー
障がいのある人を支える立場として活躍する3人に、仕事の魅力ややりがいを聞きました。

▼相手の立場に寄り添い、ゆっくり優しく時間をかけて
吉岡浩汰さん(32歳)
grand-mère(グランメール)patrie(パトリ)勤務。未就学児から18歳までの障がいのある人の療育や学習支援、保護者の支援に携わる。

▽きっかけはアルバイト さまざまな支援方法に魅力を感じて仕事を続けている
学習支援や、コミュニケーション・家事など、子どもたちが社会で暮らすために必要なスキルを習得するための手助けを行っています。学生時代のアルバイトで障がいのある人と初めて関わりました。その時は、言葉を話す代わりに絵を使ってコミュニケーションをしたのですが、支援の方法がたくさんあることを知りました。子どもたちをいろんな形でサポートすることに魅力を感じ、この仕事をずっと続けています。

▽”私にもできる”子どもたちの笑顔と成長が喜び
一番うれしいのは仕事の中で子どもたちの成長を感じられることです。身体を動かすことにハンディがあり、細かい作業が苦手だった子が、毎月作業を繰り返すうちにどんどん上手になったことがありました。”私にもできる”と自信がついて、本人と保護者が一緒に喜んでいる姿が今でも心に残っています。

▽自分の価値観で判断せず子どもの気持ちに寄り添う
子どもたちと関わる時に意識していることは、何が好きで何が苦手かなど、一人一人の特性を知ることや、どのような伝え方が一番伝わりやすいかを考えることです。自分の価値観で判断せず、その子が思っていることに寄り添うことを大切にしています。
社会には、いろんな特性を持つ人が暮らしています。声を掛けられたことを理解することや、伝えたいことをどのように表現するかを考える時間がたくさん必要な人もいます。そんな特性のある人と関わる時があったら、相手の立場に立って、ゆっくり、優しく、時には時間をかけて接することが大事だと伝えたいです。「障がいがあるから」と、変に気を遣い過ぎないことも大事だと思います。

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