■今月のえび人
村井敏男(むらいとしお)さん(国分北在住・73歳)
国分北三丁目自治会長、中央地区民生委員児童委員協議会会長を歴任。カワセミ、シラサギなどのバードウオッチングを楽しみながらの散歩が日課。家庭菜園歴約30年。
■〝こころ〟通う地域を目指して
海老名に住んで約40年の村井さん。63歳から地域活動に携わり、行政の手が届かない部分を担う地域コミュニティーの重要性を実感したと話します。地域の身近な相談役である民生委員の活動にやりがいを覚え、会長も務めました。「高齢者宅を訪問すれば、顔を合わせてお話しして喜んでもらえる。良かったなと思いますよ」
活動の原動力は『使命感』という村井さん。「新しいことはやらないタイプ」と言いながらも、堅実さを自らの〝普通〟と位置づけ、〝普通〟に先頭に立ってメンバーをまとめました。「地域を把握したくてもできずにもどかしい面もあったけれど、みんながついてきてくれたのはうれしかった」と晴れやかな表情をのぞかせます。
最近は地域の高齢者サロン『ほのぼのサロン』で自ら育てた野菜の販売も始めました。「野菜が呼び水になってサロン参加者が増えればいいなと。無人販売も考えています」。今後も趣味を介して〝こころ〟通う地域を目指していきます。
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