■今月のえび人
安谷屋(あだにや)ニコルさん(河原口在住・67歳)
フランス出身。ペルーの暮らしを経て、家族4人で海老名に移住し約30年。10年ほど続ける日本舞踊と太極拳は大切な趣味。フランス語や英会話、国際理解の講師を長年務める。
▽その時その時がとにかく幸せ
「始めの一歩はあいさつ」を心掛けて、安谷屋さんは日本で友達の輪を築いてきました。海老名で暮らし始めた時は日本語が話せず大変だったそう。「いつも誰かが助けてくれました。みんなが私を守ってくれます。助けてくれた人は今もいい友達」と思い出しながら、海老名で築いた出会いに感謝します。
「日本舞踊も私にとってはいい出会い。人生が変わったの。着物を着るだけで別人になれるから面白い。ステージはすごく緊張するけど、特別なことだからその時その時がとにかく幸せ」と、好きなことができる幸福を目を輝かせながら身振りを交えて表現します。母国フランスを子どもたちに英語で伝える仕事にもやりがいを感じていると言い、「趣味も仕事も好きなことができて、私は幸せ者ね」「家族や友達はかけがえのない宝物」と情熱的に話を続けます。安谷屋さんの〝好き〟と〝幸せ〟の追求は続きます。
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