文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域防災のリーダー消防団員募集(1)

1/33

神奈川県海老名市

消防団員は、火災や自然災害などの非常事態から地域を守るための非常勤特別職の地方公務員です。近年、全国的に団員数が減少し続けており、市でも団員数減少のため休団している分団があります。地域を守るためには多くの人の力が必要です。

■消防団は必要不可欠な組織です
海老名市消防団長 高堰(たかせき)徹さん
消防団の歴史は古く、江戸時代の町火消「いろは四八組」が前身とされています。戦後に消防本部ができた後も、消防団は地域防災の要です。東日本大震災や阪神・淡路大震災の際は消火活動・要救助者の検索・救助活動・給水活動・危険箇所の警戒活動など幅広い活動に従事しました。地域の詳細な情報を知っている特性を生かして倒壊家屋から多くの人々を救出したと言われています。
近い将来、海老名市でも大地震の発生が懸念されている中、日頃から地域に密着した活動をする消防団の存在や役割は重要視されています。市民の安全・安心を守るため、多くの皆さまの入団をお待ちしています。

■消防団Q and A
▽消防署と消防団の違いは?
消防署は市の消防職員が消防業務に専念するのに対し、消防団は各自の職業・学業と並行して、災害時の活動や平常時の訓練などを行います。

▽団員の処遇は?
団員は非常勤特別職の地方公務員として身分が保障され、さまざまな待遇や助成制度(4頁(ページ))も利用できます。

▽入団するには?
入団は随時受け付けています。市内在住・在勤の18歳以上で健康であればどなたでも入団できます。各消防分団または消防総務課にお問い合わせください。市ホームページでもお知らせしています。

■海老名市消防団の概要
本市では15分団・162人の団員が、それぞれの仕事を持ちながら活動しています。

▽組織構成(令和5年4月1日時点)
全体人数:162人
平均年齢:37歳
最年少:18歳
最年長:60歳

▽主な年間行事
1月:消防出初式
3月:春季火災予防運動巡回広報活動
4月:辞令交付式
5月:水防訓練(隔年)
7月:消防操法大会(市と県の隔年)
9月:消防署・消防団合同訓練
11月:秋季火災予防運動巡回広報活動、安全運転講習会
12月:歳末火災特別警戒巡回広報活動

■消防団の活動
▼平常時
▽各種訓練
消防署との合同訓練や、資機材取り扱い訓練などをします。

▽設備の点検・整備
消火栓や消防ポンプ自動車、資機材などの点検・整備をします。

▽救命講習会・防火防災指導
地域で応急手当ての方法や初期消火訓練・避難訓練などの指導をします。

▽安全運転講習
消防ポンプ自動車の講習会を受講します。

▽防火啓発活動
火災予防運動期間や年末に消防車で地域を巡回し、火災予防を呼び掛けます。

▽消防操法大会
消火技術などの向上を目的に市と県が毎年交互に開催しています。

▽地域活動
地域で開催されるイベントなどのサポートや警戒活動をします。

▽消防団のPR活動
市のイベントで、車両展示や記念撮影を行い、消防団のPRなどをします。

▼災害時
▽消火活動
建物火災が起きた際に、自宅や職場から現場に駆けつけて消火活動や支援活動を行います。

▽出動の流れ
(1)海老名市・座間市・綾瀬市消防指令センターに119番通報が入る
(2)同指令センターがアプリとメールで出動指令を流す
(3)出動指令を受けた団員は、分団器具置場に集結し、出動する。火災発生場所の近くにいる場合は状況により直接現地に向かう
(4)消火活動

▽救助活動
大規模災害時は、発生直後からいち早く消防署と連携し、救助活動や応急救護活動を行います。

▽水防活動
資機材を活用した水防工法、住民の避難誘導などを行います。相模川氾濫想定区域での広報活動や残留者確認も重要な役割です。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU