健やかえびな

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■「暑さに慣れる(暑熱順化)について」
えびな整形外科院長　山田博之
7月に入り、気温や湿度がますます高くなってきました。夏の暑さに少しずつ体を慣らして、熱中症を予防しましょう。
いきなり屋外の運動を始めたり、バーベキューや潮干狩りに行ったりするなど、長時間の屋外活動は危険です。慣れない体で高い気温や湿度、長時間の日照などを受けると、体調を崩し、ひどい場合には熱中症になることもあります。
まずは、少し暖かい環境で短い時間から始める必要があります。徐々に必要な外出時間に延ばしていきましょう。週に2回程度で十分です。かかりつけ医などの制限がなければ、例えば、真昼を避けた朝夕の散歩や、屋内外で〝少し汗をかく程度〟に、20分から30分程度の運動をするのが良いと思います。服装は、気温・風・発汗・日射などを考えて適切なものを選びましょう。
運動ができない方や苦手な方は、先に十分に水分を取り、少しぬるめの風呂に普段より少し長く入ることも良いと思います。
詳しくは、「暑熱順化」「熱中症警戒アラート」で検索して、熱中症対策を考えましょう。

このコーナーは、海老名市医師会が健康をテーマにした情報を提供します。次回は10月15日号に掲載予定