地域の元気が海老名の元気 えび人EBIBITO vol.68

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■今月のえび人
下地章子(しもじあきこ)さん(大谷北在住・73歳)
幼稚園教諭やコミュニティ保育のスタッフを経験。水泳指導ボランティアや、障がい児の生活支援にも長年携わる。国内外の女性や子どもの支援を行う団体でも活動中。

▽今できることをやってきただけ
「子どもと関わることも仲間と協力し合うことも楽しくて好き」と目を輝かせる下地さん。障がい児が余暇を楽しめる居場所になればと、仲間と一緒に水泳指導のボランティアを約30年続けています。
言葉がうまく出せなくて思いを伝えづらい子には、行動の後ろにある気持ちにもその子の目線で寄り添うことを心掛けます。「そうしているとね、最初は不安で保護者のそばを離れられなかった子が、徐々に伸び伸びとした姿を見せてくれるようになる。自分から〝ありがとう〟が言えたねとか、ほんの小さな変化だけど、私にとっては大きな大きな喜び。そんな日はすごくいい気分で眠れるの」と、声を弾ませて話します。
「できることと楽しいことをただその時にやってきただけ」という下地さん。下地さんの周りには、今日も明るい笑顔があふれています。