■今月のえび人 外山雄二(とやまゆうじ)さん(下今泉在住・76歳)
海老名市青少年指導員オアシス推進部部長。同指導員としては8年目。自身が住む海老名スカイハイツで「ふれあいサロン」の世話役や書道同好会の主催も行う。趣味は俳句・川柳。
▽子どもが主役の地域づくりを〝楽しむ〟
会社員時代は仕事に追われ、子どもの運動会にも参加できなかったという外山さん。子育てにあまり関われなかった心残りと地域への感謝の思いから、青少年指導員の活動を始めました。「ふたを開けてみたら子どもとふれあうのが楽しくて。みんな個性があって感受性が豊か。すばらしい子どもの世界に仲間入りさせてもらっている感覚です」と弾けるような笑顔を見せます。特に忘れられないのが、小学校でけん玉の指導をした時のこと。「ある子が友達が何人いるか教えてくれたんです。『〇〇くん、〇〇ちゃん、あと外山さん!』と、友達に入れてくれててね。この時はすごく感動したな」
活動する上で意識していることは、「ただ楽しむだけ。頭でいろいろ考えていると気持ちが乗らないからね。まずは自分自身が楽しんで、それが子どもたちに伝わるのが一番なんだ」。子どもが主役の夢ある社会を目指し、自らの姿を見せることで〝楽しい〟の連鎖を生み出します。
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