3月から5月は自殺が多くなる時期といわれ、国は3月を「自殺対策強化月間」と定めています。「誰も自殺に追い込まれることのない社会」に向け、自身や周囲の人の〝こころ〞の健康に寄り添うきっかけにしましょう。
■自殺者数の現状
令和4年の県内の自殺者数は1372人で、男女の割合は男性66・8パーセント、女性33・2パーセントでした。市内の自殺者数は18人でした。年代は男性は40代、女性は20代と70代が多い傾向にあります。
コロナ禍を経た社会環境の変化を受け、全国的に若年層の割合が増加し、令和4年の小・中学生、高校生の自殺者数は過去最多の514人でした。
■わたしたちにできること
▽サインに気づき、人を頼る
気持ちの余裕がなくなり考え方が極端になると、自殺が唯一の解決策だと思い込んでしまうことがあります。〝こころ〞の不調には「夜眠れない」「お酒の量が増えた」などのサインがあります。気付いた時はゆっくりと心の声に寄り添い、市の相談窓口などに頼ることも大切です。
▽勇気を出して声を掛ける
いつもと違う様子に気付いたら、まずは「眠れていますか」「なんだかつらそうだけど」などの声掛けをしてみましょう。
▽相手の話に耳を傾ける
相手の話を聞く時は、「先入観を持たない」「発言を遮らない」「じっくりと待つ」「質問を控える」などを意識しましょう。相手の言葉を用いたり、相手のペースに合わせて相づちをうったりすると〝聞く姿勢〞が伝わり、相手が話しやすい雰囲気をつくることができます。
■ささいなことでも気軽に相談を こころの相談
市の臨床心理士・公認心理師が30分程度の対面相談に応じます。自身や周囲の人の不安に思うことなど、ほんのささいなことでも気軽に相談してください。5月以降の日程はお問い合わせください。
日時:3月2日(土)・4日(月)・13日(水)・18日(月)、4月8日(月)・12日(金)・22日(月)・24日(水)
場所:びなウェル(めぐみ町3-1ビナガーデンズパーチ6階)
申込み:(月)(水)(金)13時~20時、(土)(日)(祝)10時~20時に、電話または直接びなウェル
【電話】204・4560へ
■自殺対策強化月間パネル展
自殺の現状や市の対策などを展示します。直接会場へ。
期間:3月18日(月)~28日(木)(閉庁日除く。初日は12時から、最終日は15時まで)
場所:市役所エントランスホール
■主な電話相談窓口
※こころの電話相談は3月31日(日)21時から4月1日(月)9時まで休止
問合せ:健康推進課
【電話】235-7880
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