地域の元気が海老名の元気 えび人EBIBITO vol.75

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■今月のえび人　嶋田昭彦(しまだあきひこ)さん(東柏ケ谷在住・51歳)
市郷土芸能文化奨励団体第一号「海老名東柏太鼓」二代目会長。指導者兼演奏者として活躍しながら、2年前からは県大会の審査員も務める。家業は畳店。体力維持のための筋トレが日課。

▽太鼓の音に地域への感謝を込めて
嶋田さんは、昭和55年に父が設立した「海老名東柏太鼓」で幼い頃から太鼓に親しみ、打ち頭として活躍。チームの指導者としても輝かしい実績を残してきました。
竹を割ったような性格は父譲り。「芸事は礼で始まり礼で終わる」という恩師の言葉を肝に銘じ、技術の習得だけでなく、あいさつや言葉遣いの礼儀作法も大切にしています。厳しくも、義理人情に厚い嶋田さんを慕う教え子は多く、「大人になって子どもを連れて遊びに来たりするよ」と喜びを交えて話します。
チームの優勝が当たり前になっていた頃は体調不良に悩まされたこともありました。「プレッシャーが大きくて、途中で疲れちゃった。でも今はコンクールに出ることもないし好きなように練習できるから、〝1〟に戻った気分で楽しんでるかな」
「先代の背中を追いかけてここまで来たからね。地域の人に支えてもらって今がある」。今日も感謝と熱い思いを胸に、勇壮な音を響かせます。