■今月のえび人
中山初江(なかやまはつえ)さん(国分北在住・88歳)
国分北二丁目自治会の防犯パトロール隊員22年目、海老名ゆめクラブ地区役員。町内会会長なども経験。カラオケとお酒、仲間とのおしゃべりが大好きで活力の源。
▽たくさんの仲間がいる今が一番幸せ
中山さんの転機は町内会の活動を引き受けたことでした。「それまでは、ほとんど家から出なかった。あっちこっち行くようになってからは、地域の仕組みやイベントのことが分かったの。たくさんの人と知り合えたから、引き受けてすごく良かったと思うのよ」。活動の範囲はみるみる広がりました。1時間ほど歩く防犯パトロールは、「気の合う仲間と歩くからちっとも苦じゃない」と笑みを浮かべます。普段も体力維持のために、友人と目久尻川沿いを歩くそう。親しい人の話になると途端に表情がほころび声も軽やかになります。
「仲間は気にかけてくれるし、地域の方には『ご苦労様』と声をかけてもらえて、子どもにも顔を覚えてもらえる。やりがいも感じる。こうした交流っていいなあと思います。活動も遊びも元気だからこそよね。今が一番幸せなの」
たくさんの経験と仲間との時間を慈しみ、これからも謳歌(おうか)する日々を続けます。
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