■今月のえび人
森川紀子(もりかわのりこ)さん(国分寺台在住・83歳)
昭和44年に海老名に転入。民生委員・児童委員として長年活動し、市内最初の地区社協「国分寺台地域福祉協議会」の立ち上げに尽力。大の読書好き。
▽人とのつながりが私の財産
「物事にあまり執着しなくなった」とカラッと話す森川さん。できることを最小限にし、毎日身ひとつで東奔西走しています。人見知りで出無精だった性格が一変、活動的になったのは抽選で役員になったPTA活動の体験から。「その時に何も手につかないほど落ち込むようなことを言われてね。でも味方もいた。応援してくれる人の支えがあったからやってみることができたの」。その頃の仲間は今も続くかけがえのない存在。「人が財産」と言います。
PTA活動をきっかけに他の活動や人とのつながりが広がり、森川さんの人生も変わりました。「みんなで一緒に何かをやり遂げるのが楽しい。きっと、あの時逃げなかったから今があるのよね」と力強く話します。大病や介護の経験から思いやりと学びの姿勢を持ち、自らが支えとなって、みんなの居場所作りを考える森川さん。今日も明日もスケジュールはいっぱいです。
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