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9月9日は救急の日 救急車の適正利用 私たちにできること

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神奈川県海老名市

救急車は、重い病気やひどいけがなど、緊急に治療が必要な人を搬送するための車両です。救命率を上げるため、救急車の適正利用や、救急の現場に居合わせた時にできることを改めて確認しましょう。

■救急出動件数など過去最多
令和5年の救急出動件数は9118件でした。前年より643件増加しています。搬送人数は8293人で、前年より666人増加。救急出動件数・搬送人数ともに過去最多です。1日当たりの平均出動件数は25件でした。

■搬送人数の半数以上が軽症者
令和5年の搬送人数のうち、入院を必要としない軽症者は4537人で、半数以上を占めました。救急車が現場に到着するまでに要する時間は年々延長傾向にあります。軽症者の救急要請が増えると、本当に救急車を必要とする人への対応が遅れ、救える命が救えなくなる可能性があります。救急車を呼ぶ時はいったん落ち着き、冷静な判断と適正利用の協力をお願いします。

▽令和5年の傷病程度別搬送人数

■判断に迷ったら
重い病気やひどいけがなど緊急性が高い時は、早急な救急車の要請が必要です。救急車を呼ぶべきか判断に迷う時はかかりつけ医に相談、またはアプリ「Q助」や「えびな24時間健康相談ダイヤル」「かながわ小児救急ダイヤル」をご利用ください。

▽全国版救急受診アプリ「Q助」
消防庁のアプリです。症状を選択することで助言を受けられます。

▽えびな24時間健康相談ダイヤル
【電話】0800-300-7925
年中無休で、医師・看護師などが電話相談に応じます。健康に関する相談もできます。

▽かながわ小児救急ダイヤル
子どもの体調が夜間に急変したときの電話相談に応じます。
時間:18時~翌8時
【電話】#8000(プッシュ回線・携帯電話)
【電話】050-3490-3742(ダイヤル回線・IP電話)

■AEDの使用で生存率は7倍以上に
傷病者に対して、現場に居合わせた人が胸骨圧迫などの心肺蘇生法やAEDによる救命手当てを行った場合の1カ月後の生存率は、約2倍に上昇します。特に、AEDを使用した場合の生存率は7倍以上になります。

▽1カ月後の生存率
参考:総務省ホームページ

■AEDの使い方を学ぼう
市は、心肺蘇生法やAEDの使い方などを学ぶ救命講習(下段)を定期的に行っています。救急車が到着するまでの平均時間は約9分です。その間に「命のバトン」をつなぐのは、現場に居合わせた人たちです。いざという時に救命の機会を逸しないよう、正しい知識と技術を身に付けておきましょう。

■10月の救命講習
▽普通救命講習〔I〕
主に成人に対する心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の使い方を学びます。
日時:10月4日(金)9時~12時
場所:本署
対象:市内在住・在勤・在学の中学生以上の方
定員:先着16人
その他:修了者には修了証を交付

▽子育て世代向け救命入門コース
乳児・小児の心肺蘇生法とAED使用体験のほか、救急救命士が子どもに多い救急例などを話します。
日時:10月12日(土)10時~11時30分
場所:えびなこどもセンター
対象:市内在住の未就学児の保護者、妊婦とパートナー
定員:先着15組
その他:お子さんと一緒に参加可

▽共通事項
費用等:無料
申込み:9月3日(火)9時から、市ホームページで他災害発生時などは中止・変更になる場合があります

■2024えびな救急フェア
日時:9月8日(日)11時~15時(雨天中止)
場所:海老名西口中心広場
「救急の日」に合わせて行うイベントです。救命手当てについて、体験しながら楽しく学ぶことができます。救急・消防車両の展示、心肺蘇生法・AED体験コーナーなどのほか、子どもたちに大人気のエビレンジャーZショーもあります。詳細は、市ホームページをご覧ください。

問合せ:警防課
【電話】046-231-0932

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