■今月のえび人
大河原俊一(おおがわらとしかず)さん(中野在住・74歳)
民生委員・児童委員3期目。元中野自治会長。詩吟歴約40年。海老名と平塚で教室を主宰。海老名市吟詠連盟副理事長も務める。音楽好きで多彩なジャンルのバンド演奏を経験。
▽調和を生み出すハーモニーを奏でたい
詩吟の師範を務める大河原さん。一念発起し、〝地域デビュー〟をしたのは定年間際の頃でした。「詩吟も地域活動もいろいろな趣味や性格の人と知り合えるのが魅力だな。教養の深さや人間性の面で仲間から学ぶことが多いし、何かあった時の安心感も大きいよね」
詩吟の腕を磨きつつ、民生委員としての学びも積極的に努めます。一方、イベントではエンターテイナーな一面も。「喜ばせたいから真剣に練習するよ。普段はフォロー役で前に出るタイプじゃないから、やり始めるとみんなびっくりする」とちゃめっ気たっぷりに話します。大好きな音楽になぞらえたモットーは「ハーモニー」。「一人一人が正確な音を出す、つまり相手を思いやりながらそれぞれが自分の責任を果たすことで調和が生まれるんだ。そういうのが好きなんだよな」
蓄積された知識と生来の持ち味を生かし、理想のハーモニーを探求し続けます。
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