■今月のえび人
藤谷怜子(ふじたにれいこ)氏(東柏ケ谷在住・76歳)
さくらキルトクラブ創設者・講師。東柏二丁目地区社協「ビナさくら」会員。元民生委員・児童委員。週3回のジム通いを続けられるほど、体を動かすのも好き。
▽作り上げるのが楽しい見てもらうのがうれしい
「とってもかわいくて、いくら見ていても飽きません。自分で作れば、なおさら愛(いと)おしいのよ」。目を細めて〝つるし雛(びな)〟の魅力を語る藤谷さん。以前携わっていたサロンの活動も含めると約15年間、地域で手芸講師として活躍しています。つるし雛は完成までに2年かかるといいます。講師としては褒めたり励ましたりして力添えを、作り手としては仲間と助け合って完成させる楽しさと、作品を見てもらう喜びを自らの力にします。仲間とは「自分の作品が一番かわいい」と自慢し合うのが常。「クラブ仲間は私にとってなくてはならない存在です」。
「私は人が思うよりも気が強くて負けず嫌い。一番すてきなのを作りたい。適当には作りたくない。いいものを作りたい」と秘めた情熱を穏やかに語ります。
最近は高齢者の交流活動のサポートにも力を入れています。陽だまりのような場所づくりを目指して、温かな縁を育みます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>