■第37回橋/もぐり橋ものがたり
水の中に潜るから通称「もぐり橋」、正式名称は「相模小橋(さがみこばし)」という。現在は平成8(1996)年に開通した「あゆみ橋」が役目を引き継ぐ。
橋の移り変わりはめまぐるしく、始まりは明治時代の木製「県営相模橋」から。鉄橋となった大正初期に「相模橋」と命名される。昭和30(1955)年、50メートル下流に設置された「相模大橋」開通後に撤去となるが、約50年間も地域の生活を支えた橋だっただけに両岸住民から再架橋の声があがる。昭和41(1966)年、「相模小橋(もぐり橋)」が完成した背景には両岸住民の熱意が紡ぐ物語があった。
▽撮影場所
あゆみ橋北側、相模川土手から厚木市方面を撮影
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