地域の身近な相談相手 困りごとは民生委員・児童委員へ

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「民生委員・児童委員」(=民生委員)は生活上のさまざまな相談に応じ、関係機関へとつなぐ、地域の身近な相談相手です。

■157人の委員が活動
市内には145人の民生委員と12人の主任児童委員がいます。民生委員は決められた担当地区で児童委員を兼ねて活動し、主任児童委員は、各地区に2人ずつ配置されています。市内を6地区(北部・東部・中央・中部・西部・南部)に分け、地域の特性に合わせた活動をしています。
・北部地区…23人(上郷・上今泉・下今泉・扇町・泉・めぐみ町)
・東部地区…30人(柏ケ谷・東柏ケ谷)
・中央地区…26人(中央・国分北・国分南・勝瀬・望地)
・西部地区…25人(中新田・さつき町・河原口)
・中部地区…23人(国分寺台・浜田町・大谷・大谷北・大谷南)
・南部地区…30人(社家・中河内・中野・今里・上河内・杉久保北・杉久保南・本郷・門沢橋)

■困りごとは気軽に相談を
困りごとの相談は民生委員が関係機関につなぐ手伝いをしています。法による守秘義務があり、活動上で得た個人情報は厳守します。各地区の担当委員は福祉政策課へお問い合わせください。

▽相談例
・高齢の1人暮らしなので不安。話し相手がほしい
・福祉サービスの内容を知りたい
・子育てに悩んでいる
・周りに困っている人がいるが、手助けの方法が分からない

■地域に根ざした活動
市内6地区ごとに、地域の特性に合わせたさまざまな活動に取り組んでいます。

▽活動例
・子どもたちの見守り
・サロンの運営・協力
・地域の防災力向上
・相談支援
・小学校のあいさつ運動に参加
・小学生対象の「むかしあそびの会」に参加
・パネル展の開催
・えびな市民まつりにブース出展

■民生委員の情報を発信中
広報紙「ふれあい」や、神奈川県民生委員児童委員協議会ホームページの海老名市専用ページで随時情報を発信しています。

■活動のやりがいと思い
▽助けになれることがうれしい
山﨑洋さん(北部地区担当民生委員・6年目)
〝ちょっとした心配事〟の悩みを抱えている人に、内容に応じて専門機関を紹介しています。心配事を解消できた時に相談者がホッとした表情を見せてくれることがあります。その時に私も安心しますし、やりがいを感じます。民生委員の活動は見守り活動だけでなく、地域活動への参加も多く大変なこともありますが、活動する中でさまざまな事例を知り、だんだんと心構えに余裕ができてきました。最近は道端で会った方とも自然にあいさつを交わせるようになったことがうれしくて、今後も信頼関係を築いていけたらと思っています。

▽大変なだけじゃない　人生が豊かに
阿部百合子さん(南部地区担当民生委員・3年目)
民生委員は個人情報を扱う責任や訪問時間を作ることが必要ですし、私も重い腰を上げる日もあります。今は「無理はしない」と決めて、家庭と仕事を優先して取り組んでいます。大変なことはありますが、研修や活動を通じて社会の現状や行政の仕組みを知ることもでき、活動だけでなく日常生活にも生かせるのでやりがいを感じます。
新しい知識や視点は自分の成長につながり、私の中に新たな価値観を生み出してくれました。気付きや喜びの発見の場として人生を豊かにしてくれることもあるのが、民生委員活動の楽しみでもあります。

▽よき仲間とよき出会いが刺激に
飯塚由紀子さん(中央地区担当主任児童委員・6年目)
元々活動していた少年補導員と主任児童委員の活動に重なるところがあったので引き受けました。民生委員は、くまなく網の目のようにアンテナをはって見守る「愛ある地域の番人」という印象で、今では私もその一員という自覚を持ってサポートがしたいと思っています。
私の主な活動は、「こんにちは赤ちゃん訪問」や「4カ月健診」、「子育てサロンの手伝い」です。子どもたちの笑顔と成長に癒やされ、いきいきと活動を続ける仲間から刺激を受ける毎日です。今後も、育児に負担を感じていたり、不安を抱えていたりする家族が安心して子育てができるような活動をしたいです。

■民生委員・児童委員ことし12月全国一斉で改選　民生委員・児童委員になりませんか
民生委員・児童委員は自治会などから推薦され、市・県の審査を経て、厚生労働大臣から委嘱されます。任期は3年間です。ことし12月1日に、全国一斉に改選されます。
委員になる人のきっかけは「ボランティア活動や地域福祉活動に興味がある」「人と話すのが好き」「定年退職して自宅にいる時間が増えた」などさまざまです。活動に関心がある人は福祉政策課へお問い合わせください。
任期：令和7年12月1日～10年11月30日
対象：市内在住の30歳以上の方

問合せ：福祉政策課
【電話】046-235-4820