自殺者数は令和2年にコロナ禍の影響で11年ぶりに増加して以降、全国的に高止まりの傾向にあります。
市は自殺対策強化月間を通じた現状の周知をはじめ、支援する人を養成する「ゲートキーパー」や「こころのサポーター」の研修、「こころの相談」窓口の設置などをすることで、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指しています。
■サインに気付き、人を頼る
気持ちの余裕がなくなり考え方が極端になると、自殺が唯一の解決策だと思い込んでしまうことがあります。多くの人は、「死にたい」ではなく、困難や苦痛から「抜け出したい」「終わらせたい」と考えているのです。
〝こころ〟の不調のサインに気付いた時は、ゆっくりと心の声に寄り添い、市の相談窓口(下記)などの人に頼ることも大切です。
▽〝こころ〟の不調のサイン
・気分が沈む
・自分を責める
・仕事の能率が落ちる
・夜眠れない
・お酒の量が増えた
・自殺をほのめかす言葉や「死にたい」と口にするなど
■勇気をだして声かけを
いつもと違う様子の人に気付いた時は、「眠れていますか」「なんだか辛つらそうだけど…」「もし一人で悩んでいるなら、よかったら話して」など、まずは声をかけてみてください。
話を聞く時は相手のありのままを受け入れ、耳と目と心を傾けて感情に寄り添うことがポイントです。
■市の相談窓口
▽こころの相談
臨床心理士・公認心理師が相談に応じます。詳細は、びなウェル【電話】046・204・4560へ。
日時・申込み:本誌毎月15日号に掲載
場所:びなウェル
費用等:無料
▽えびな24時間健康相談ダイヤル
【電話】0800-300-7925
医師などの専門スタッフに相談できます。
費用等:無料
■パネル展
自殺の現状と市の対策をテーマに、パネル展を行います。
期間:3月7日(金)~21日(金)(閉庁日除く。初日は15時から、最終日は13時まで)
場所:市役所エントランスホール
問合せ:健康推進課
【電話】046-235-7880
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