文字サイズ
自治体の皆さまへ

11月は児童虐待防止推進月間です ~子育てをみんなで支え合おう~

18/36

神奈川県箱根町

こども家庭庁 令和5年度 オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン
標語『あなたしか 気づいてないかも そのサイン』

■児童虐待とは
・身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、火傷を負わせる、溺れさせるなど
・性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなど
・ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、重病でも病院に連れて行かないなど
・心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前での夫婦喧嘩、DVなど

■虐待を受けた子どもたちは
発育・発達の遅れなどの「身体的症状」や、情緒不安定、感情抑制、強い攻撃性等の「精神的症状」があらわれる場合があります。また、他人とのコミュニケーションがうまく取れず、さまざまな問題行動を引き起こすこともあります。成長するにつれて、極度の自己嫌悪や自殺願望、アルコールや薬物依存に結びついたり、次の世代に引き継がれることもあります。

■虐待をする親たちは
虐待をする親たちの背景には、子育ての悩み、周囲からの孤立、家庭の不和、親自身が虐待を受けて育ってきた、経済的な問題など、さまざまなストレスや葛藤があります。また、苦しんでいても助けを求められずにいることも多いため、親を非難するだけでなく、家族を支援していくことが必要です。

■こんな様子が心配です
◇子どもの様子
・頻繁に子どもの泣き叫ぶ声や、物がぶつかるような音がする
・服や身体が非常に不潔で、季節にそぐわないものや汚れたものを着ている
・常に人の顔をうかがい、おどおど、びくびくした様子で周囲とうまく関われない
・夜間にひとりで公園や街中をウロウロ歩き回ったり、遊んだりしている
・子どもの体に異常がみられる(打撲、あざ、ヤケドの跡などがみられる)
・傷や家庭のことに関して不自然な答えが多い
・いつもお腹をすかせている

◇親の様子
・地域の中で孤立しており、子どもに関する他者の意見に被害的、攻撃的になりやすい
・けがをしたり、病気になったりしても子どもの健康状態に関心が低く、受診させない
・小さな子どもを家に置いたまま外出していることが多い
・子どもや育児について、否定的な発言をしたり、放置したりしている
・年齢にそぐわない厳しいしつけや行動制限を課している
・夫婦関係や経済状態などに起因する生活上のストレスが認められ、子どもにあたる
・「大丈夫」と言うわりに、子どもの発育に疑問がある

■子育て中の方々へ
子どもへの虐待は子育ての不安から始まることがよくあります。さまざまなストレスがきっかけとなり虐待をしてしまう、それは決して特別なことではありません。同じように悩んでいる人はたくさんいます。1人で悩まずに、信頼できる人や相談窓口へ相談してください。

■周囲の方々へ
「これって虐待かな?」と思うことを見かけたり聞いた時は、1人で悩まず相談窓口に伝えましょう。通告を受けた機関では、通告者や通告内容を親に教えたりすることはありません。あなたの一言がその家族を救うきっかけにもなります。

■相談窓口
▽保健師、栄養士、社会福祉士などの専門職が相談に応じます。
・子育て世代包括支援センター
【電話】85-9595

▽未就園児とその家族のためのスペースです。同年代の子どもと遊んだり、子育ての相談ができます。
・仙石原子育て支援センター
【電話】85-2300
・湯本子育てサロン
【電話】85-5444
・宮城野子育てサロン
【電話】82-2543

・児童相談所全国共通ダイアル
【電話】189(いちはやく)

照会先:子育て支援課
【電話】85-9595

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU