コロナ禍が過ぎ、箱根にも以前の活気が戻りつつあり、働く保護者を支援する幼児学園の役割を強く感じています。園児数減少が叫ばれている一方で仙石原幼児学園は、着実に園児数が増加しており、中でも外国籍の子どもが著しく増えています。外国籍の保護者に話を聴くと「箱根には、働く場所がある。住むところがある。保育園が無償化だから」と皆さん口をそろえて話しています。今年度は、60人中11人。
来年度4月は、58人中17人が外国籍のお子さんになる予定です。
その中で子どもたちは、いつもと変わらない生活を送っています。「これください」「いいよ」「オッケー」「サンキュー」「いくついりますか」「one,two,threeください」「はい3つですね」なんてごっこ遊びの会話が英語と日本が混ざってはいるものの、折り合いをつけながら楽しむ姿やほのぼのした様子が見られます。子どもの中には国境もなく、異文化も言語の壁もなく笑顔で過ごす姿に周りの大人も笑顔にさせてもらっています。
今後の幼児学園の役割としては、増えつつある外国籍の子どもたちに、日本の文化や生活様式、箱根の良さを伝えていくことと、箱根に住む日本の子どもたちにも異文化の様式や言語を伝え、共に育ちあえる環境を作って行くことだと思います。
地域やご家庭の周りはいかがですか。観光客も外国の方が多く、在住の方でも日本の生活に不慣れで困っている外国籍の方も多くいます。ぜひ、優しく声をかけてみてください。
仙石原幼児学園
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