女性のこころやからだは女性ホルモンの働きや、ライフステージ・ライフイベントによって繊細に変化します。自身のからだはもちろん、家族やパートナーのからだと向き合ってみませんか。
■若い女性の「痩せ」が深刻
BMI(ビーエムアイ)は肥満や低体重(瘦せ)の判定に用いられる値です。2019年国民健康・栄養調査で、「瘦せ」の人の割合が女性全体で11.5%、20歳代では20.7%に上りました。
▽[CHECK]BMIを確認
BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
・18.5未満…瘦せ
・25以上…肥満
・18.5以上25未満…普通体重
過度なダイエットなどで必要なエネルギーや栄養素が不足すると、体に不調が生じる恐れがあります。適正体重の維持と、1日3食バランスのよい食生活を心掛けましょう。
▽「瘦せ」によるからだへの影響
・栄養不足で貧血が起こりやすくなる
・女性ホルモンの減少(月経不順・肌の不調)
・免疫力低下で風邪などをひきやすくなる
・子どもの将来にも影響
妊婦さんが痩せすぎていると胎児はエネルギーを溜め込みやすい体質になり、将来、生活習慣病を発症しやすくなります。
■子宮頸がん・乳がんは検診が重要
2人に1人が生涯にがんを発症し、特に女性は若い世代が多いといわれています。完治の可能性を高める早期発見・治療の秘けつは検診です。定期的に検診を受けましょう。
▽市で受けられる検診(対象)
年度末年齢が偶数の年に受診券を送付しています
・子宮頸がん検診(20歳以上)
・乳がん検診(40歳以上)
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。
▽子宮頸がん予防ワクチン(無料)
9価の子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種類のヒトパピローマウイルスの感染を予防できます。
対象:小学校6年生~高校1年生相当と指定期間で接種機会を逃した女性
問合せ:保健所健康増進課
【電話】38-3331
<この記事についてアンケートにご協力ください。>