隣り合う2館で、茅ヶ崎ゆかりの人物の魅力に迫る2つの企画展を開催します。
■[茅ヶ崎ゆかりの人物館]茅ヶ崎純水館物語 糸もつくるが 人もつくる
大正時代、茅ヶ崎にあった製糸所「純水館」は、最先端の技術で世界屈指の生糸を作る大工場でした。工場長の小山房(ふさもち)全は生糸作りだけでなく、社員への福利厚生にも力を入れ、その姿勢は当時の新聞に「糸もつくるが人もつくる」と紹介されるほどでした。
他にも工場の盆踊りを一般公開して地域と積極的に交流したり、信用金庫をつくって茅ヶ崎の経済を発展させたりするなど、製糸所と小山房全らが地域に与えた影響を企画展で追います。
※関連イベントは(本紙)6面参照
■[開高健記念館]広告人・開高健の三つの顔
小説家、ルポルタージュ作家、エッセイストなど多彩な顔を持つ開高健が、生涯にわたって関わってきたもう一つの顔が「広告人」としての顔です。
企画展では、23歳で大阪・壽屋(ことぶきや)(現サントリー)に入社後、宣伝部での活躍を経て58歳で亡くなる最晩年まで、開高健が遺(のこ)した広告人の足跡をたどります。そして、時代や社会にいかに強烈で魅力的な広告の世界を切り開いたかを振り返ります。
●広告人・開高健の三つの顔
▽記念講演
開高健記念会理事である藤森益弘さんが当時、CMプロデューサーとして開高健に同行した自身の目線で「広告人・開高健」をひもときます。
日時:6/1(土)13時~14時30分
定員:40人〈先着〉
申込:5/1(水)~31(金)に【電話】81-7148で〈先着〉
▽展示解説
日時:5/4(土・祝)、7/6(土)13時~14時〈当日先着〉
■各企画展
期間:4/27(土)~9/29(日)の金・土・日曜日、祝日
時間:10時~18時(入館17時30分まで)
料金:200円、2館共通券300円。高校生以下、18歳未満無料
■「茅ヶ崎の歴史に関するギモン」募集中
採用された疑問は調査研究を行い、市制施行80周年にあたる2027年にお披露目します。
応募期間:6/14(金)まで
問合せ:文化推進課
【電話】81-7148
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