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自治体の皆さまへ

市長だより vol.61 現場第一主義

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神奈川県逗子市

逗子市は今年、市制施行70周年を迎えますが、これには先人たちのドラマがあります。昭和18年、逗子町は住民の意思を問われないまま横須賀市に強制合併され、「横須賀市逗子町」になりました。戦後、分離独立の住民運動が起きたものの、時期尚早と頓挫。昭和23年、地方自治法の改正により、戦時中に合併させられた市町村は住民の意思で独立できることになると、独立が許された期限まであと9か月のところで、町の若者たちが立ち上がりました。結果、県議会にて僅差で可決され、昭和25年に横須賀市から独立し、昭和29年に市制に移行します。
市制施行は県内19市の中でも9番目と早く、当時の人口は約37,800人でした。その後、昭和40年代に住宅地が開発され、昭和50年頃には今の逗子のまちなみが形成されて、住宅のまちとして発展します。現在の人口は、当時の約1.5倍、約56,000人となっています。
逗子市は住宅のまちとして、今後も「選ばれるまち」を目指していきます。逗子で子育てしたい、住み続けたいと思っていただけるよう、皆さまと一緒に誇れるまちをつくっていきたいと思います。一年間、さまざまな企画で市制70周年を祝いながら、「ずし愛」を盛り上げていきましょう。

逗子市長 桐ケ谷 覚

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