今月の特集は防災についてです。私も4月12・13日に、能登半島地震の被災地に行きました。能登町・輪島市・珠洲市を視察しましたが、お会いできた能登町長・珠洲市長に、発災から避難所開設、そして続く避難支援の課題等についてお聞きすることができました。
珠洲市長の話から、地域の防災活動がいかに大切かを教わりました。津波も心配される珠洲市のとある地区では以前から避難訓練等が活発に行われており、今回の震災では1人の死者も出さなかったとのこと。発災直後、地域住民はすぐに避難所に集合し安否確認。すると住職がいないのが分かり、お寺に行って無事に救出したそうです。地域の連帯と安否確認がすぐさま実施できることの重要性を実感しました。
昨年11月、久木小学校区住民自治協議会の防災訓練では、黄色いタオルを玄関先に掲げる安否確認、スマートフォンを活用した安否や必要物資の情報連絡の訓練を行いました。こうした共助の訓練も大変に重要なことだと再認識しました。これからの防災訓練に生かしていきたいと思います。
逗子市長
桐ヶ谷 覚
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