今年もまもなく79回目の終戦記念日を迎えます。長い年月が過ぎ終戦の誓いが人々の記憶から遠ざかる中、ロシアによるウクライナ侵攻などは私たちに戦争の虚しさを改めて感じさせました。今では戦争の様子が映像で瞬時に世界を駆け巡ります。鮮明に映る戦争を目の当たりにし、激しく残酷な戦争を今もこの地球上で行い続ける人類の愚かさに憤りを覚えます。
人類の歴史を振り返ると、古代から現代まで戦争を繰り返し続けてきたという現実があります。世界平和を実現するために何をすべきか、という問いの正解を導き出し、それを世界全体で共有できない限り、世界から争いをなくすことは困難でしょう。
この現状に我々は何ができるでしょうか。唯一の戦争被爆国である日本に暮らす者として、核兵器の根絶をしっかり訴えていくことが、我々の役目であると私は思います。そして、戦争のない未来を子どもたちにつないでいくために、一人一人が平和を願うことこそが、平和への第一歩となると信じています。
逗子市長 桐ケ谷 覚
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