市には消防本部・本署に加え、小坪と池子に分署があり、火災や救助、救急要請に迅速に出動できるよう備えています。今月は市民を守る消防について紹介します。
■人とまちを守る消防士
消防士は、「救急隊」「救助隊」「消防隊」の大きく3つの隊に分かれ、それぞれの役割で人命救助や救急搬送にあたります。
◆救急隊
隊長 吉原正紘
▽安全に迅速に医療機関へ 命を預かり、つないでいく
現場では、傷病者の状態を的確に判断し、容態によっては救急救命士の資格がある隊員が救命処置を行います。病院まで安全に搬送し医師につなぐ、大切な命を預かる任務です。常にベストを尽くせるよう、日頃から最新の医療知識を学び、チームで想定訓練を行っています。傷病者本人はもちろん、家族など周囲の人も安心して私たちに任せてください。
◆救助隊
隊長 菅原慎之介
▽現場の最前線で活動する 人命救助のエキスパート
事故や災害現場に駆け付け、救助にあたります。時には、建物や車に閉じ込められた人の救出なども。人命救助は時間との勝負です。救助に使う資機材の選定や救出方法を瞬時に判断しなければなりません。どのような場所や状況でも対応できるよう、日々訓練しています。救助に大きいも小さいもありません。困ったときはいつでも頼ってもらいたいです。
◆消防隊
隊長 歌川陽介
▽火災に備え訓練・点検は念入りに 救助活動や救急隊の支援も行う
火災現場での活動に加えて、救助活動や救急隊の支援も行っています。どの火災現場でも、万全の体制で人命救助と消火活動に臨めるよう、消防署以外で訓練することも。また、市内にある消火栓と防火水槽の点検、山火事防止のため山林調査も定期的に実施。私たちを見掛けた子どもたちが、手を振ってくれることが励みになっています。
問い合わせ先:消防総務課
<この記事についてアンケートにご協力ください。>