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自治体の皆さまへ

おなかを満たすだけじゃない食事の大切さを考えよう!

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

■6月は食育月間です
かつては「一緒に食べるとおいしいね」を合言葉に、家庭や地域での共食(誰かと一緒に食事をすること)を進めてきましたが、コロナ禍でその状況は一変。長い間、「黙食」や「マスク会食」が新たなルールとなっていました。そのため、家族以外との食事では話をしない、話すときはマスクをするという行動が染みついている人も多いのではないでしょうか。
本来、誰かと一緒に食事をすることは「食欲が湧く」「栄養のバランスが良くなりやすい」など、さまざまな面でメリットがあり、それが心身の健康につながるともいわれています。
食べることは、ただおなかを満たすだけではありません。あらためて食事の大切さを考えてみませんか。

市民健康課
【電話】61-3943

■共食をするとこんないいことが♪
・食欲が湧く
・生活リズムが整いやすい
・食事の時間が楽しくなる
・栄養バランスが良くなりやすい(主食・主菜・副菜がそろいやすい、野菜や果物の摂取が多くなりやすいなど)
・苦手なものを食べてみるきっかけになる
・学校などでのことを話すきっかけになる
・食事のマナーを知る場になる
・コミュニケーションの場になる
・会話をすることでストレスが解消される
農林水産省ホームページ(外部サイトへリンク)
・(参考)農林水産省:食育の推進に役立つエビデンス(根拠)(1)共食するとどんないいことがあるの?

新型コロナウイルス感染症は「5類感染症」になりましたが、ウイルスそのものがなくなったわけではありません。リスクとメリットを考慮し、一緒に食べる相手・場所・その日の体調などに応じて、「共食」や「黙食」などをうまく使い分けましょう

■食育とは
さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選ぶ力を習得し、健全な食生活ができる人を育てることです。生きる上での基本であり、知育・徳育・体育の基礎になります。

■家庭では
家庭での食事は、次のようなことを心掛けましょう。
○バランスのよい食事を
なるべく毎食、主食・主菜・副菜をそろえましょう。野菜不足や塩分の取り過ぎは大きな課題です。また、長期的なタンパク質の過剰な摂取や糖質の過剰な制限は、身体に負担をかける場合があります。年に一度、健康診断を受けて、過不足の確認を行いましょう。

○朝食を取りましょう
脳が働くためにはブドウ糖が必要です。しかし、ブドウ糖は12時間程度しか体内に蓄えることができません。一日を元気に過ごすためには朝食が不可欠です。忙しいときこそ、朝食を大切に!

○地域や行事にまつわる食を楽しむ
行事食には家族の幸せや健康を願う意味が込められています。
正月には「おせち料理」、土用の丑の日には「うなぎのかば焼き」など、季節を感じる食事を通して、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう。

○地産地消を意識しましょう
直売所・朝市マップについて
地元でとれる食材の種類や、購入できる場所はご存じですか?直売所や朝市などでは、その時期に一番おいしくて栄養たっぷりな「旬」の農産物・海産物を販売しています。

○食品ロス削減に努めましょう
「賞味期限」と「消費期限」の違いを知りましょう。なお、食べきれない食材がたくさんある場合は、早めにフードバンクへの寄付などの検討を。

■フードドライブ「食品ロス」を削減したい!
家庭で余っている食品の寄付をお願いします。福祉団体などに引き渡し、生活にお困りの人への支援などに活用します。
○募集食品
缶詰類、米類、乾麺(パスタなど)、調味料(食用油など)、飲料(ジュース、コーヒーなど)、贈答品の余りなどで、賞味期限が残り1カ月以上あり、常温保存が可能な未開封のもの。野菜・アルコール類は不可。

○受け付け
6月1日(木曜日)~来年3月29日(金曜日)
平日9時00分~17時00分
ごみ減量対策課(本庁舎1階)
(注)食品管理の都合上、氏名・住所・電話番号を確認します

ごみ減量対策課
【電話】61-3396

■学校でも食育に取り組んでいます
市で提供する学校給食では、次のようなことに心掛けています。
○食材を大切に
国産食材を中心に使用しています。加工品はできるだけ控え、家庭で不足しがちな魚、豆・豆製品、海藻などの食材を積極的に取り入れています。

○だしから手作り
かつおぶし、煮干し、昆布、鶏がらなどからだしを取り、使用しています。また、カレーやシチューのルウなども手作りしています。

○食文化を伝えます
季節の行事食や全国の郷土料理など、古くから伝わる日本の食文化を給食で伝えています。

○地場産物を積極的に使用します
学校給食のnoteはこちら(外部サイトへリンク)
鎌倉産のワカメ・カマス・サバや野菜(ニンジン・ダイコン・トマトなど)、鎌倉海藻ポークなど、なるべく地場産物を取り入れ、地域の自然や食文化などへの理解を深めるきっかけづくりに。

○給食の献立例
食文化を伝える
鎌倉の郷土料理・けんちん汁や姉妹都市(フランス・ニース市、栃木県足利市)にちなんだ給食を実施しました。

地場産物を使用する
けんちん汁(小学校)、サバの甘辛焼き(中学校)、鎌倉産ワカメのみそ汁を食べる子どもたち(第二小学校)

栄養士から
鎌倉産のワカメは、学校給食用に特別に加工したものを漁師さんが届けてくれます。
給食を通じて、生産者と子どもたちをつなぐ、とても良い食育の機会になっています。
漁師さんからの写真やメッセージを子どもたちに届けました

学務課
【電話】61-3804

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