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自治体の皆さまへ

ごみがなくなる日がやってくる!?「ゼロ・ウェイストかまくら」への取り組み

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

「地球環境をどう守っていくか」「持続可能な社会をどう作っていくか」︱。これらの課題を解決するために、世界は今、モノを作って消費する消費型社会から、モノを捨てずに繰り返し使い続ける「循環型社会」へ転換しつつあります。これに伴い、国や自治体、事業者、個人は、それぞれ何をしていくべきでしょうか。

問合せ:政策創造課政策創造担当

■鎌倉市のリサイクル率は全国1位
市は、環境負荷を減らす一環として、資源の無駄や浪費をなくしてごみを発生させない「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現を目指し、3Rを推進しています。
細かいごみの分別に、市民の皆さんにご協力をいただいたおかげで、令和3年度にはごみの排出量の52%を資源化し、その率は4年連続で全国1位となりました(人口10万人以上の自治体のうち)。

◇ゼロ・ウェイストかまくら
「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現に向けた取り組み
3R(スリーアール)
・Reduce(リデュース):ごみになるものを減らす
・Reuse(リユース):まだ使えるものを繰り返し使う
・Recycle(リサイクル):資源として再利用する

■ゼロ・ウェイストへさらに前進
市では現在、慶應義塾大学などとともに、「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現に向けた産学官連携プロジェクトを進めています(注)。
これは、資源ごみに付加価値をつけて新たな活用先を連続的に創出する取り組みです。例えば、回収した詰め替えパックからベンチを作るなど、同大学の強みである3DプリンティングやAIなどのテクノロジーを活用しながら、市民が消費者ではなく、「循環者」となる社会経済モデルを確立していきます。
(注)本プロジェクトは、国が推進する「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」によるもの。本市は、慶應義塾大学が掲げる「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会』共創拠点」に幹事自治体として参加し、「ゼロ・ウェイストかまくら」を目指します

■シンポジウムを開催
このプロジェクトを、市民の皆さんに知っていただくため、シンポジウムを開催します。壊れたモノを自ら直し長く使うための方法などの特別講演も行います。循環者として何をするべきか―。さらなる前進に取り組みませんか。

■循環創造学シンポジウム「循環者」になるまち
社会でまわす 地球にかえす 未来へのこす
◇参加しませんか
ペットボトルをリサイクルして再びペットボトルにするなど、「社会でまわす」。植木剪定(せんてい)材を堆肥化して野菜を育て、その残りをまた土に還すなど、「地球にかえす」。回収したプラスチックなどからモノを作るなど、「未来へのこす」。
このように、私たちが資源を繰り返し循環させる「循環者」として、モノとどう付き合っていくかを考えます。
とき:10月14日(土曜日)13時00分~16時00分
ところ:鎌倉女子大学二階堂学舎
(注)駐車場・駐輪場はありません

内容:
敬称略
[13時20分]研究プロジェクトの紹介(田中浩也ほか)
[14時40分]特別講演「修理する権利」(君嶋祐子)
[15時25分]パネルディスカッション
「鎌倉は、循環型ライフスタイルと循環型ベンチャーの聖地になれるか?」
(パネリスト=ゴミフェス532(ゴミニティ)運営・平野リエ、市スマートシティ推進参与・南雲岳彦ほか)
(注)途中入退室可

研究プロジェクトリーダー田中浩也さん
・慶應義塾大学環境情報学部教授。東京2020大会で、世界初のリサイクル3Dプリントによる表彰台制作の設計統括を務めた。

特別講演講師君嶋祐子さん
・慶應義塾大学法学部教授。日本の知的財産分野の第一人者。

申し込みは、9月10日までにe-kanagawa電子申請(外部サイトへリンク)で。
抽選80人。

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