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令和5年度市の決算状況(2)

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

■市債(借入金)残高…連続減
一度に多額の支出を必要とする公共事業の財源を確保するため、市債(借入金)を活用しています。世代間の公平性や返済額・借入額のバランスなどに留意して管理しながら借り入れを行った結果、一般・特別会計の市債残高は、引き続き減少しました。

◇一般会計+特別会計
・令和元年度…724億円
・令和2年度…692億円
・令和3年度…642億円
・令和4年度…609億円
・令和5年度…562億円

◇一般会計
・令和元年度…341億円
・令和2年度…334億円
・令和3年度…308億円
・令和4年度…300億円
・令和5年度…278億円

■財政健全化指標
財政破綻を未然に防ぐために国が定める5つの指標は、いずれも基準を大きく下回っており、財政の健全性が保たれていると言えます。
指標(1)~(4)は、毎年ほぼ一定の金額で入ってくる一般財源等(標準財政規模)から算出…全て健全
▲=マイナス(指標比率のため参考値)

◇一般会計等の赤字はどのくらい?
指標(1)実質赤字比率(一般会計等の実質赤字の割合)
・鎌倉市…赤字なし(▲7.39%)
・早期健全化基準…11.48%
・財政再生基準…20%

◇全会計の予算の赤字は?
指標(2)連結実質赤字比率(全会計の実質赤字の割合)
・鎌倉市…赤字なし(▲13.43%)
・早期健全化基準…16.48%
・財政再生基準…30%

◇返済の負担は重くない?
指標(3)実質公債費比率(一般会計等の市債返済額の割合)
・鎌倉市…重くない1.3%
・早期健全化基準…25%
・財政再生基準…35%

◇借金の程度はどのくらい?
指標(4)将来負担比率(市債など将来負担すべき借金の割合)
・鎌倉市…負担なし(▲29.8%)
・早期健全化基準…350%

◇公営企業の赤字はどのくらい?
指標(5)資金不足比率(事業規模に対する資金不足額の割合)
・鎌倉市…不足なし(▲42.27%)
・経営健全化基準…20%

■市の財政状況(総括)
令和5年度は歳入・歳出ともに前年度に比べ減額となりました。しかし、今後も物価高などへの懸念が続くことから、財政状況は必ずしも楽観視できるものではありません。
市税などの一般財源に占める固定経費の割合(経常収支比率)は依然96.1%と高く、福祉にかかる経費などが年々増加傾向にあります。今後も、既存の行政サービスの効率化や受益者負担の見直しも含め、行財政改革を進めていきます。

■ふるさと納税により市税が流出
ふるさと納税制度は、全国各地から寄附を受けることにより、市の財政収入が増える反面、市民が他の自治体に寄附をした場合には、税に対する控除が受けられるため、本市に入るはずの税収入が減ることとなります。
市では、1月26日まで実施している「鎌倉スクールコラボファンド」などのクラウドファンディングを積極的に活用するなど、市民の皆さんにも寄附先として本市を選んでいただけるように努めてまいります。

▽ふるさと納税で子どもたちの学びを応援!
・鎌倉スクールコラボファンド…8・9面で紹介!

問合せ:財政課ふるさと寄附金担当
【電話】61-3845

問合せ:財政課

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