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まちのスケッチ

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神奈川県鎌倉市 クリエイティブ・コモンズ

市民通信員が身近な話題をリポート

■まちの恩恵に感謝!
腰越地区 成田美季さん
鎌倉はいつも新年の賑(にぎ)わいから始まります。あちらこちらの境内では、願いが込められた絵馬がカチカチと音を立て、結ばれたおみくじたちが肩を寄せ合って風に揺れています。コロナ禍で中止が相次いだ節分や桃の節句などの伝統行事も、今年は多くの人が楽しみにしているでしょう。江ノ電や湘南モノレールの車内は、去年より国内外の観光客で混み合っています。
よく私は、カモが遊ぶ神戸(ごうど)川沿いの小道から江ノ電・腰越駅の踏切を渡り、腰越漁港の防波堤の先端まで散歩をしています。潮の香りと、目の前に広がる江の島や弁天橋、光る波のかなたに見える冠雪の富士山など、そのまま額に入れて飾りたくなるような情景にしばし見とれます。
また、西鎌倉駅から徒歩10分ぐらいの広町緑地にもよく出掛けます。ここは、自然豊かな場所で、遊歩道は鎌倉山や七里ヶ浜に通じています。今は冬枯れですが、季節が移ろい、やがてちらほらと梅の花が見え隠れし始めます。桜の開花や新緑の頃は、生命力に溢(あふ)れる自然の姿に心惹(ひ)かれることでしょう。
歳を重ねるごとに、この地のさまざまな恩恵に感謝の気持ちが増しています。

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