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特集(1) 福井の歴史文化で地域を元気に

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福井県 クリエイティブ・コモンズ

福井県には、神社仏閣をはじめ、越前和紙・若狭塗などの伝統工芸、地域の祭りや踊り、食文化など「福井らしい」歴史文化がたくさんあります。県では、そうした「福井らしさ」を守るとともに、地域の活性化に役立てる取り組みを進めています。

■日本遺産を活用した観光誘客
昨年7月、小浜・若狭の日本遺産「御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」が「日本遺産プレミアム」に選ばれました。日本遺産とは、国が地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーとして認定するもので、その構成要素である有形・無形のさまざまな文化財を活用した地域の取り組みを支援する目的で設けられました。全国で104件、県内では5件が認定されています。「日本遺産プレミアム」は、全ての日本遺産が目指すべき最上位のモデルとして昨年創設されたもので、現在は「御食国若狭と鯖街道」が日本で唯一です。
県ではこれまで、県内の日本遺産の周遊パンフレットや日本遺産の文化施設を巡って集める「おたのしみカード」を発行するなど、日本遺産を活用した観光誘客を促進してきました。11月には「北前船寄港地フォーラム」を開催し、参加者約300人に北前船の伝統や魅力を発信しました。さらに今年度は、「御食国若狭と鯖街道」の「日本遺産プレミアム」選定を記念し、デジタルスタンプラリーを実施しています。小浜市・若狭町の構成文化財や鯖街道を紹介・展示する施設を訪れて、1500年続く往来の歴史と伝統を守り伝える人々の営みをぜひ肌で感じてください。

■歴史文化を守る
県内には、貴重な歴史・文化遺産が多く残っています。そのうち、専門家が調査し、文化財となったものについては、定期的に見回りを行い、劣化部分の早期発見・早期修理に努めるほか、国や市町と協力し修理費用の支援も行っています。また、小中学校での出前授業や建築を専攻する学生向けの修理現場見学など、学校教育の場でも文化財を活用し、次世代の守り手育成にも取り組んでいます。

■福井の文化財を未来へプロジェクト
文化財の修理においては、修理中の観光収入の減少や職人・材料の確保が課題となっています。県では、こうした課題を解決するため、数百年に一度の「令和の大修理」を行う大安禅寺(福井市)や西福寺(敦賀市)をはじめとする県内の文化財修理の現場を活用し、「福井の文化財を未来へプロジェクト」を実施しています。今年度は、修理現場の見学会や技術者研修会に加え、実際に修理に使われる材料の採取研修会を行いました。また3月には、普段見られない文化財の姿を楽しめるデジタルアートイベントを大安禅寺で開催します。ぜひご来場ください。

■ふくいはぴコイン1000円分が当たる!日本遺産プレミアム「鯖街道」スタンプラリー
日本遺産「御食国若狭と鯖街道」の構成文化財や関連施設を巡るデジタルスタンプラリーを開催中です。スタンプを2個集めると抽選で5000名に嶺南各市町で使えるふくいはぴコイン1000円分が当たります。ぜひご参加ください!
※12月31日まで実施していた第1弾に参加した方でも参加できます。
期間:令和7年3月31日(月)まで
対象施設:道の駅若狭おばま、道の駅若狭熊川宿、御食国若狭おばま食文化館、レインボーライン山頂公園など30カ所

■伝統工芸品を現代にアップデート!《F-TRAD》
伝統工芸品も「福井らしい」歴史文化のひとつ。そうした伝統工芸品を現代の生活様式に合わせてアップデートしています。越前和紙のくず入れや越前焼のマグカップ、若狭めのうのアクセサリーなど日常使いできる商品が豊富にそろっています。

キーワード:(1)歴

■〔知事メッセージ〕みなさんご一緒に
○福井の歴史文化を守り、地域の活性化につなげます!
神社仏閣や地域の伝統工芸など、福井の歴史文化の保存・継承を進めるとともに、観光誘客や地域の活性化に役立てていきます。
知事 杉本達治

お問い合わせ:
文化課【電話】0776-20-0582(日本遺産の活用に関すること)
商業・市場開拓課 伝統工芸室【電話】0776-20-0377(伝統工芸(F-TRAD含む)に関すること)
生涯学習・文化財課【電話】0776-20-0579(文化財・「福井の文化財を未来へプロジェクト」に関すること)

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