文字サイズ
自治体の皆さまへ

クマの被害を防ぐ

3/34

福井県あわら市

今年は、あわら市の東部地域を中心に24件(6月27日時点)のクマの目撃情報が寄せられており、多数のや痕跡(こんせき)が残っています。これは、ここ5年間で最多となっています。
要因としては、5~6月は繁殖期であることや、親離れをした若いクマが知識不足から人の生活圏に出てしまうことなどが考えられます。そこで、市では次のような対策を行います。
・朝、夕のクマ出没に対する注意喚起の防災行政無線を使用した放送
・警察と連携して、出没場所付近のパトロールを強化
・同じ場所に出没を繰り返すクマについては、捕獲のための檻を設置

1.ツキノワグマの生態
ツキノワグマは本来臆病な動物であり、通常は人間を避けて行動をしています。
ところが、春の5~6月の繁殖期や、秋に山でエサとなる木の実などが不作となると、人里に出没し庭先の柿や栗など果樹に被害が出ることがあります。また、家屋などに侵入し生活環境にも影響を及ぼします。
視力:あまり良くない
聴力:人よりも優れている
体長:成獣で120~145cm程度
体色:黒色またはこげ茶
脚力:とても速く100mを6秒で走る
嗅覚:犬並みに鋭い
模様:白い三日月型の模様
体重:成獣で60~80kg
爪:鋭くて木登りが得意
性格・行動:
・臆病・慎重で、暗く狭いところを好む。
・危険を感じると襲ってくることがある。
・昼行性だが、人を避けるため、人里では暗い時間に行動する。
・逃げるものを追いかける習性がある。

2.どう防ぐ?クマ被害
■エサとなる誘引物を除去する!!
・柿や栗などの早期収穫
・生ごみを屋外に放置しない
・未収穫の農作物、落果実などを放置しない
クマはエサがあることが分かると、繰り返し出没し、行動が大胆になっていきます。収穫できない場合は木の幹にトタンを巻くなどして、クマが木に登れないようにしましょう。

■人身被害を防ぐ!!~出会わないために~
・大きい物音や声を出して、自分の存在を知らせる
・視界や見通しの悪い場所には近づかない
・日の出・日没前後の散歩や外出を控える
・痕跡を見つけたらその先には立ち入らない
クマは音に敏感といわれています。外出の際は鈴やラジオなどといった音が出るものを携帯しましょう。

■クマを引き寄せない!!~人馴れさせないために~
クマの潜み場所をなくすために、山ぎわや住宅、道路周辺では、クマが隠れやすいやぶや草むらは刈り払い見通し良くしましょう。

3.もしクマに出会ってしまったら…
・クマに背を向けずに、ゆっくりと後退してその場から離れる
・死んだふりをしない、また、大きな音を出さない
クマは驚くと襲い掛かってくることがあります。また、背中を見せると、本能的に追いかけてきます。
クマは動物の死体も食べるため、死んだふりも危険です。もし、クマに襲われそうになったときは、首の後ろなどの急所をガードし、受けるケガを最小限にすることが大切です。

クマを目撃した場合や痕跡を見つけた場合は、あわら市役所(直通【電話】73-8033、代表【電話】73-1221)または、あわら警察署【電話】73-0110までご連絡ください

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU