新春のごあいさつ

2／43

新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまには、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、3月の「アフレア」のオープンを皮切りに、4月の道の駅「蓮如の里あわら」の開駅、9月の自由通路の開通に加え、40年ぶりとなる芦原ゴルフクラブでの「第56回日本女子オープンゴルフ選手権」や、あわら温泉の開湯140周年を記念した各種イベントが開催されるなど、一年を通してあわら市に活気があふれ、大いに盛り上がった年となりました。
そして、年が明けいよいよ3月16日には、北陸新幹線が県内に延伸し、北陸新幹線芦原温泉駅が開業します。
北陸新幹線速達タイプの「かがやき」も芦原温泉駅に停車するなど、首都圏との移動時間が大幅に短縮されアクセスが向上することで、これまで以上に人の往来が増え、市内はより一層賑わうことになります。
現在、開業効果を市内全域に波及させ、そして持続させていくために、あわら市のトップブランドである「あわら温泉」を核とする交流人口増加に向けた「観光まちづくりビジョン」を策定しており、策定後は、ビジョン実現に向けたハード・ソフト事業を進めてまいります。
さらに、令和6年度からは、あわら市の大切な資源の一つである竹田川を活用した「竹田川周遊整備構想」を事業化し、芦原温泉駅周辺のまち歩きの促進と、市民や来訪者の満足度を高める施策にも取り組んでまいります。
一方、あわら市においても、人口流出や少子高齢化に伴う人口減少という大きな課題に直面しています。
この課題に取り組むため、庁内横断的な対策チームを立ち上げました。子育て支援や空き家対策、移住定住促進、交通手段の充実、そして、ふるさと愛の醸成といったさまざまな施策を検討し、可能なものから速やかに事業を実施してまいります。
地域と地域、そして人と人がつながり、暮らしやすく住み続けたいと思える持続可能なあわら市の実現に向け、厳しい財政状況ではありますが、効率的な行財政の運営に取り組んでまいります。
本年はあわら市が誕生して20周年の節目の年、新たなスタートの年であります。次の20年をより良いものにするため、私をはじめ職員一同、市民の皆様の声に耳を傾け、連携し、市民主役のまちづくりを推進してまいりますので、皆さまのより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
年頭に当たり、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
あわら市長　森之嗣