あわら市男女共同参画推進市民会議とは、男女共同参画を推進するために活動している市民団体です。この会議では、市内の企業を訪問して、職場での男女共同参画の状況を把握し、各企業の特色ある取り組みを皆さんに紹介しています。
今回は、株式会社ドラフトを訪問し、社員の皆さんに家庭での育児や家事の分担、仕事との両立などについてお話を伺いました!
■今回の訪問企業 株式会社ドラフト
▽企業紹介
2009年に設立し、メンズファッションのネット通販事業や、弊社スタイリストが服の着こなしなどについてアドバイスを行う「あなスタ」というサブスクリプションサービスを展開しています。
▽企業の取り組み
弊社では、育児休業や介護休業など、誰でも取得しやすい環境になるよう努めています。
また、復帰後も時短勤務や、有給休暇を1時間から取得できる制度も整っているため、お子さんや家庭の都合に合わせて無理なく勤務できる環境になっています。業務内容も、男性女性で変わることはありません。年間休日は125日あります。弊社の事業がEC事業のみで、実店舗がないため、土日など、しっかり休みを取得することができます。今後は、男性の育児休業や、介護休業の取得率をさらに向上し、より働きやすい環境を整えていきたいと思います。
▽女性社員Aさん
家事、育児については両親と分担しながら行っています。仕事から帰って子どものお風呂や、宿題を見て、午後9時ごろに子どもを寝かしつけてから、洗濯やその他の家事を行っています。平日は、子どもの迎えがあるため、17時までの時短勤務をしています。休日は子どもの習い事が複数あったりと、送迎には少々苦労しています。職場では、学校行事などの休暇も取りやすく、少しの用事でも時間単位で休暇を取得できるため、とてもありがたいです。
職場の男女比率が半々で、仕事内容に男性女性に差はなく、チームリーダーに4名の女性が配属されていて、役職にも男性女性の差はないようになっています。
男女共同参画については、男性女性関係なく、個人の能力を活かし、活躍できる社会になっていくといいなと思います。
▽男性社員Bさん
家事については、意識して分担していることはないですが、掃除、洗濯、皿洗いは私が担当しています。子どもの送り迎えは私と妻で分担し、妻が下の子の育児にかかりきりなことが多いため、上の子との時間は特に大切にするよう心がけています。妻が保育士なので心強く、子育てについていろいろアドバイスをもらいながら、忍耐と努力で頑張っています。職場ではできるだけ残業をしないようにしたり、子どもの行事にもできるだけ参加できるようにスケジュール調整をしています。
弊社では、男性女性関係なく平等に育児休業や休暇などを取得できるように配慮してくれているため、とても働きやすい環境が整っています。
男女共同参画については、社会全体では男性の育児休業の取得が浸透していないのが現状であり、さらに国や自治体の施策やサポートがあれば浸透するのではないかと感じています。男性の育児休業が当たり前になる社会になるといいなと思います。
■企業訪問を終えて
今回のお二人は、20代と30代で、仕事と子育てや家事に日々奮闘されているお話を伺いました。企業としては時間休を取得できる制度、男性の育児休暇取得、性別ではなく個人の能力で活躍できるという考え方が印象に残りました。
また、スタッフ全体の平均年齢が若く、仕事もプライベートでも自然と男女共同参画に取り組まれていることに感銘をうけました。今後も企業訪問を行い、男女共同参画のご理解が幅広い世代に広がるよう、紹介していきたいと思います。(男女共同参画推進市民会議委員)
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