今年の夏も暑いですね。気候危機を食い止め、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑えるためには、脱炭素の一層の推進が欠かせません。
では、あわら市の脱炭素を進めるには、何が必要でしょうか?まずはCO2がどこからどれだけ出ているのか、知ることが大事です。
あわら市は製造業が盛んな街。産業部門の排出が全体の50%以上を占めています。1人当たりの排出量に換算すると、福井市の3倍ほどもあります。
先日、段ボールの元となる板紙を製造しているレンゴー金津工場を見学させていただきました。レンゴー金津工場ではさまざまな取り組みを行い、2023年度省エネ大賞で資源エネルギー庁長官賞(産業分野)を受賞しました。地元の企業が表彰されるのはうれしいニュースですね。
他の製造業でも努力が続いていますが、製造業からの削減は、インフラを変えるための設備投資に時間がかかります。脱炭素にとっては、この10年が正念場なので、私たち市民一人一人が今すぐできることを考えてみましょう。
あわら市の場合、製造業以外の大きな排出源は運輸部門(約18%)と家庭部門(約16%)です。ここをどうやって減らせるか?
あわら市での生活に車の移動は欠かせません。今後、できるだけCO2を出さない電気自動車(EV)やハイブリッド車への切り替えを進めていくことが必要です。
家庭でもこれだけ暑いと適切なクーラーの使用は必須ですから、脱炭素を実現するには、電源そのものを太陽光などの再生可能エネルギーに切り替えていくことが一番大事です。加えて、クーラーの効き具合を良くするための断熱対策も効果がありますね。
家庭でできる対策については、次回以降詳しくお伝えしますね。それではまた!
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