今年4月~7月の間に市内でクマの出没が多発し、目撃件数は76件(7月末時点)と、昨年度から約3倍に急増しています。
要因としては、5月~6月は繁殖期であることや、親離れをした若いクマが知識不足から人の生活圏に出てしまうことなどが考えられます。
秋は実りのシーズンとなり、春夏同様、クマの出没にご注意ください。
市では昨年度より対策を強化し、次のような取り組みを行っています。
・クマ出没に対する注意喚起の防災行政無線を使用した放送
・警察・猟友会と連携した出没場所付近のパトロールを強化
・人里に出没を繰り返すクマの捕獲のため、早期に檻を設置
・クマを寄せ付けない、出会わないための注意喚起のチラシを配布
・より注意を促すためのクマ出没注意報・警報の発報基準の策定
■すぐにできる!クマ対策
▽エサとなる誘引物を撤去!!
・生ごみを屋外に放置せず、屋内で保管する。また、匂いが拡散しないよう袋を二重三重に重ねる。
・ペットフードなどの食べ残しは放置せず片付ける。
・未収穫の農作物や落果実を畑などに放置しない。
▽出遭わないために、人の存在を知らせる
・庭仕事や農作業時はラジオなどで音を出して、人の存在をアピールする。
・明け方や夕方、夜間の外出はできるだけ控える。
・クマが建物に侵入しないよう、出入口や窓は施錠する。
・藪(やぶ)や茂みは刈り払いを行い、見通しをよくする。
■もしクマに出会ってしまったら
・クマに背を向けずに、ゆっくりと後退してその場から離れる。
・大きな音を出さない
・(襲われそうになった場合)腹這いになり首の後ろを守る。
■ツキノワグマの生態
模様:首元に白い三日月型の模様
体長:成獣で110cm~145cm程度
体色:黒色
性格・行動:
・臆病・慎重で、暗く狭いところを好む。
・危険を感じると襲ってくることがある。
・昼行性だが人を避けるため、人里では早朝・夕暮れの時間に行動する。
・逃げるものを追いかける習性がある。
クマを目撃した場合や痕跡を見つけた場合は、あわら市役所(直通【電話】73-8033、代表【電話】73-1221)または、あわら警察署【電話】73-0110までご連絡ください。
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