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北潟湖自然再生協議会の取り組み~北潟湖の恵みを再発見し、未来に遺(のこ)そう~
■これまでの取り組み
▽水について考える
北潟湖や湧水から水を採取し、透明度や成分を調査しました。湖水をフィルターに通して濁りを除去しても、水質悪化の原因である硝酸態窒素の濃度が高いことから、水の透明度と水質の良さが必ずしも比例しないことを実験を通して学びました。
▽北潟湖を活用する
北潟湖やその周辺地域と連携したツアープログラムを企画し、実際に検証し、課題を整理しました。
▽いろいろな生きものを守る
・県立大学の学生や地元の皆さんと協力して、湖畔のオオキンケイギクを除去しました。年に1回でも集中的に除去を続けることで効果があり、北潟公民館前のオオキンケイギクの数は大幅に減少しています。
・竹竿やたも網を使ってアメリカザリガニを捕まえ、駆除作業を体験しました。
▽知る機会・学ぶ機会をつくる
事前学習を行った後、実際に湿地を訪問しました。希少な植物を観察したり、ヨシ原の浮島部分を体験したりしました。
■北潟湖の未来を考えるワークショップ
「目指す北潟湖の姿」の具体像を探り、関係者や地域の皆さんと共有することを目的に、ワークショップを開催しました。
▽こんな意見・アイデアが出ました!
・湖をいくつかのエリアに分けて、それぞれのエリアの使い方に合わせた塩分濃度の目標値を設定してはどうか?
・水質改善のために、農地での肥料の適正管理や流出防止策について、農業者や関係者にもっと知ってもらうのはどうか?
・小魚や水生昆虫のすみかとして、湖岸に蛇かごを設置するのはどうか?
・ヨシ帯を再生すると、生きものに優しく、水質浄化の効果も期待できるのではないか?
・地域の関心を高めるために、仕掛けづくりが必要だと思う。
・環境教育で学んだことを活かせる体験ができると良いと思う。
■北潟湖自然再生協議会とは
北潟湖自然再生協議会は、北潟湖の水環境や水辺環境の保全・再生を目的として平成30年に設立されました。地元関係者、研究者、行政機関などが参加しています。「北潟湖の恵みを再発見し、未来に遺そう」をテーマに、自然再生に向けた活動を行っています。
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