■伝統を引き継ぎ相撲の楽しさを広める
9月15日、「第70回市民体育大会相撲競技会」兼「第56回勝山市地区対抗相撲大会」が5年ぶりに神明神社境内で開催されました。
今大会の運営にあたったのは、若手中心の体制で今年6月に新しいスタートを切った『勝山市相撲連盟』の皆さんです。
伝統ある勝山市の相撲文化ですが、コロナ禍で相撲競技の人口が減少し、勝山市相撲連盟役員の高齢化なども重なり、市内から相撲文化がなくなる危機を迎えていました。そこに、相撲の伝統を引き継ぎ、再び勝山の相撲を盛り上げたいと相撲経験者20人の若手が集まり相撲連盟を引き継ぐことになりました。
「相撲に出会い、自分に自信を持つことができました。この経験を子どもたちにも伝えたいです」と話す新理事長の宇佐美さん。「相撲の楽しさを広め、競技人口の拡大や全国で活躍する選手を輩出したいです」と力強く話していました。
大会当日には、子ども相撲大会も行われ、未就学児から高校生までが、楽しそうに自分の力を試していました。
◇勝山相撲教室
日時:月・木曜日 午後7時~
場所:勝山北部中学校 土俵
■素敵な石小物で勝山の魅力発信
今年の春オープンしたインテリア・ギフト制作 雑貨工房 「STUDIO GADGET」。店舗兼アトリエを覗くと石を彫刻したかわいらしい恐竜の小物が並んでいます。
この石小物を制作するのは市内で石屋を営む道上昌則さん。
かつやま恐竜の森などで行われている恐竜化石発掘体験にヒントを得て、自然の石を使った恐竜グッズの制作を思い立ちました。彫刻は、レーザーやサンドブラスト加工で行いますが、形も大きさもバラバラな天然の石を加工するため、作業時の石の固定に苦労されています。
広報や販売を担うのは長女の亀井愛菜さん。石小物は「M・p iedra」のブランドで、元町の店舗のほかオンラインやジオターミナルなどで販売しています。「自然の石を使った恐竜の小物はどれも一点ものです。また石小物以外にも粘土を使った小物も制作・販売しています」と亀井さん。道の駅で開催されたマルシェに出店した際には、多くのお客さんに興味を持っていただいたそうです。
今後は「元町の店舗でレーザーやサンドブラスト加工の体験や石だけにこだわらず、いろいろな素材を使ってインテリア小物を制作できれば」と笑顔で話していました。
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