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【第1特集】アツくなる理由。(1)

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福井県勝山市

katsuyama city is booming

■mission~勝山の経済圏をアツくする
3月16日に北陸新幹線福井・敦賀が開業し全国からの来訪者が約30%増加した福井県。また令和5年7月のリニューアルと北陸新幹線の開業効果もあって入館者が約14%増加した福井県立恐竜博物館。今月の特集は「100年に一度のチャンス」を地域経済の活性化につなげようと奮闘する勝山DMO(勝山市観光まちづくり(株))を紹介します。

◇DMOとは…
Destination Management/Marketing Organization
(デスティネーション・マネージメント/マーケティング・オーガニゼーション)の頭文字の略です

(1)そもそもDMOってなに?
DMOは日本語で、「観光地域づくり法人」と呼ばれています。観光地域づくり―すなわち、観光を通じて地域経済を活性化させることを目的としています。
日本では人口減少や少子高齢化が進み、地域経済の活性化が大きな課題となっています。この課題を解決する一つの手段として国が推進しているのが、日本版DMOです。
DMOそのものは海外発の概念で観光だけに特化していませんが、日本では、地方創生や成長戦略の観点から観光に特化していることが特徴です。
地方創生を促進するためには、それぞれの地域で住みよい環境を確保するともに、観光客を誘致し地域の「稼ぐ力」を引き出すことが重要とされ、その中心的な役割を担うのがDMOです。観光庁が平成27年にDMOの登録制度を設けて以降、全国で302件(令和6年3月29日時点)が登録されています。

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(2)勝山DMOって?
勝山市では、勝山商工会議所を筆頭株主とする勝山市観光まちづくり(株)が平成28年6月に設立され、その後、令和2年1月に日本版DMOに登録されました。
魅力的な観光資源を活用して、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する『地域経営』の考え方のもと、顧客視点に立ち、観光振興を中心に地域経済の活性化に向けた取り組みを行っています。

(3)勝山DMOのミッション
勝山DMOは独自事業の収益を活用して事業を実施しています。これまで、市の観光資源を生かした観光プランの企画や情報発信、地域事業者との連携、商品開発を中心に取り組んできました。
勝山DMOは、昨年度までを「会社としての基盤を整える」収益の柱をしっかりと築く第1フェーズとし、今年3月の北陸新幹線福井・敦賀開業、令和8年春の中部縦貫自動車道県内全線開通など勝山市を取り巻く環境が大きく変化する中で、今年度からを第2フェーズとして捉えています。
今後は、えち鉄カフェ再開など「地域課題への再投資」というミッションに積極的に取り組んでいきます。

◇小さな成功の積み重ねが、まちの大きな原動力となる
勝山DMOのビジョンです

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