■季節の花で県外客をお出迎え
郡町交差点の角に道行く方々をお出迎えする花壇「恐竜モニ花壇」があります。
この花壇は、郡新生会の皆さんが協力して整備・維持されています。
以前からも恐竜モニュメント公園として恐竜のモニュメントの周りにサツキと少しの花壇を整備されていましたが、恐竜博物館に来られる県内外の方々をきれいな花々でお出迎えしたいと、令和4年度に花壇の面積を増やし、新たに「恐竜モニ花壇」と名づけました。
これまで以上に花の種類を増やすため、植物の特性に合わせた土づくりや植え方に試行錯誤を繰り返したそうです。
新生会の会員は33人で、そのうち10人ほどが中心となって活動されています。
会員の皆さんの思いが込められた新しい花壇は、「綺麗ですね。ご苦労様です」と声を掛けられることがあるそうで、「樹木の剪定や草取り、季節ごとの花の入れ替え、水やりなどはとても大変ですけど、声を掛けられるととても嬉しくやりがいを感じます」と会長の多田さんは嬉しそうに話されていました。
花壇は冬の時期を除き花が楽しめるよう整備されていて「花壇の近くを通った際は、ぜひお楽しみください」と会員の皆さんは花壇整備に汗を流されていました。
■ガラス細工でワクワクを届けたい
*旅の雫*
櫻井 麻衣(さくらい まい)さん(36)
(滝波町4丁目)
滝波町に工房「*旅の雫*」を構えてガラス細工の作品づくりに取り組む櫻井さん。ガラス細工を手に取っていただいた方に、楽しんでもらいたいと15年以上ガラスと向き合っています。
櫻井さんがガラス細工を始めたきっかけは、姉に誘われて参加した体験教室でした。小さい頃からガラス細工に興味があったこともあり、仕事の傍ら、趣味でとんぼ玉(穴の空いたガラス玉)づくりに挑戦し始めました。ガラス細工づくりはとても繊細で難しく、風鈴を作れるようになるまでには、吹きガラスの練習を始めてから10年くらいかかったそうです。そして、「もっと作品づくりに没頭したい」と一念発起し、3年前に独立されました。
高温のガスバーナーを使用することから、夏には工房内の温度が40度以上になります。一つ一つを手作りしていることもあり、作品づくりには高い集中力が必要とされます。「思いどおりの作品や思いがけない作品ができた時だけでなく、なかなか思いどおりの作品ができないこともガラス細工の魅力です」と櫻井さん。
将来的には「ガラスの楽器を作って皆さんにワクワクを届けたい」と笑顔で話していました。
自然が大好きな櫻井さん。作品には、生まれ育った勝山の美しい自然の風景も取り入れられているそうです。
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