私たちの生活にひそむ身近な消費者トラブルや製品情報について、定期的に情報発信していきます。
■“夏”くらしの中の隠れた危険、製品事故を防止して楽しい夏を!
夏に発生しやすい、誤った取り扱い等による製品事故を紹介します。
◆古い扇風機で火災
長期使用により、モーターの内部配線の絶縁性能が低下するとともに、ショートし、周辺の樹脂部品に着火した。
○次の症状がある場合は電源プラグを抜いて使用を中止してください。
・スイッチを入れてもファンが回らない
・ファンの回転が遅かったり、不規則だったりする
・モーター部分が熱い、焦げ臭い
・モーターから異常な音がする
・コードが折れ曲がったり破損している
・スイッチを入れても回らないが、叩くと回り出す
◆エアコンから発火
エアコン洗浄液がファンモーター部分に付着したままだったため、トラッキング現象が発生して発火した。(※トラッキング現象:付着したほこりや水分により本来電気の流れない部分に通り道(トラック)ができ、ショートして異常発熱する現象)
・エアコン洗浄は、専門知識を持つ事業者への依頼をお勧めします。
・ご自分で洗浄される際は、基板やファンモーターなど内部の電気部品に洗浄液などが付着してトラッキング現象を起こし、発煙、発火することがありますので十分に注意してください。
・ご不明な点がある場合は、お買い上げの販売店、メーカーのサービス窓口にご相談してください。
◆アウトドア用ボンベが破裂し、やけど
長期間保管していたアウトドア用ボンベの接続部のパッキンが劣化し、携帯用ガスこんろを接続したときにガスが漏れ、バーナー点火時に引火して接続部分から炎が上がり、ボンベが加熱されて破裂した。
・アウトドア用ボンベは、使用前に容器にさびなどの異常がないか確認してください。
・平坦な場所に置いてください。傾けると液体のままガスが噴出し、炎が高くなります。
・テントや車内で使用した場合、一酸化炭素中毒のおそれがありますので、換気の良い屋外で使用してください。
問合せ:
福井県消費生活センター【電話】0776-22-1102
総務課【電話】0778-47-8000
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