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■「ちょっとだけなら…」が命取り~除雪機の事故を防ぐためのポイント~
大雪の際に強い味方となる除雪機ですが、誤った使い方をすると命を落とす危険もあります。
そこで今回は、除雪機を安全に使うためのポイントをお知らせします。
◇除雪機を安全に使うためのポイント
1 安全機能を無効化しない。
2 エンジンを掛けたまま離れない。
3 人が近くにいる時は使用しない。障害物に衝突しないよう注意する。
4 雪詰まりを取り除く際はエンジンを切り、雪かき棒を使用する。
5 屋内や換気の悪い場所ではエンジンを掛けたままにしない。
誤使用・不注意の背景には、「ちょっとだけなら大丈夫」という使用者の除雪機に対する油断や過信が潜んでいます。「レバーを握り続けるのが大変だから…」、「少しの間なら停止しなくても…」などと安全機能を無効化したり、エンジンを掛けたまま除雪機から離れたりして、事故に至るケースがあります。また、2022年には屋内でエンジンを掛けたままにしている際に一酸化炭素中毒で死亡する事故も発生しているため、除雪機の屋内での移動時や保管時にも注意が必要です。
近年は温暖化の影響で、全体の降雪量が減る一方で、湿った重たい雪が一度で大量に積雪する傾向があり、今冬も除雪機の稼働が増えることが予想されます。長時間の除雪作業は大変ですが、油断や過信は命取りです。除雪機は、注意事項をしっかり守って、正しく使いましょう。
問合せ:
福井県消費生活センター【電話】0776-22-1102
総務課【電話】0778-47-8000
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