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自治体の皆さまへ

鳥獣害対策協議会からのお知らせ

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福井県南条郡南越前町

■住宅街に出没する「ハナレザル」について
ニホンザルは本来群れで生活しますが、オスザルは成長すると群れから離れ「ハナレザル」として単独で行動をすることがあります。ほとんどはしばらくするといなくなりますが、エサを与えられるなどして人に慣れてしまったサルは、同じ場所に居続けることがあります。
野生のサルを見かけたら、慌てず落ち着いて行動し、次のことにご注意ください。

(1)近寄らない
野生のサルは人に慣れていないため、不用意に近づくと襲われることがあります。(小さいお子さんや女性、お年寄りは特に危険ですのでご注意ください。)
(2)目を合わせない
目を合わせると、サルが威嚇されたと勘違いして襲ってくることがあります。直接目を合わせずに、サルを確認しながら後ずさりするように距離をとってください。(背中を見せると飛びかかってくることがあります。)
(3)サルを刺激しない
サルには防御本能があるので、石を投げたり、棒などを振り上げたりして威嚇すると、興奮して襲ってくることがあります。
(4)エサを与えない、食べ物を見せない・放置しない
エサを与えると人間を怖がらなくなり、サルが居つくことがあります。また、エサをもらおうとして、人の荷物を奪ったり、噛みついたりすることがあります。
意図的なエサやりに限らず、収穫しない果樹の放置や、ペットのエサを放置するなどの行為も、エサを与えているのと同じです。エサとなるものを野外に放置するのはやめましょう。
また、エサを求めて住居内に入り込むことがありますので、戸締まりを徹底しましょう。(カギを掛けていないと、窓やドアを開けて侵入してきます。)

■町内に出没するニホンザルの群れについて
南越前町内で行動しているニホンザルの群れは、主に次の2つです。
○南越前C群78頭(令和5年10月10日頭数調査実施)
主に日野川の東側、上平吹区から八乙女区、杣木俣区にかけての範囲で行動する群れです。令和5年度、GPSによる行動圏調査を実施しました。それによると、春は野見ヶ岳山頂付近まで移動するなど、他の季節と比較して山中での移動が多くみられましたが、行動圏は小さく、八乙女区や社谷区、国道476号線より南には移動しませんでした。夏から冬にかけては、行動圏のほぼ全域へ移動しました。特に秋には行動範囲が広がり、越前市下平吹地区や今庄付近まで移動することもありました。
令和6年度、南越前C群については、追い払いのしやすい30頭前後への個体数調整(50頭前後の捕獲)を実施する予定です。
○南越前D群31頭(令和6年3月7日頭数調査実施)
主に日野川の西側、東谷区から宇津尾区にかけての範囲で行動する群れです。令和6年度、南越前D群については、GPSによる行動圏調査を実施する予定です。

「サルどこネット」について
サル群れの位置情報は「サルどこネット」で確認できます。
【HP】https://www.sarudoko.net/view/

■追い払い用のロケット花火・爆竹の資材提供について
鳥獣害対策協議会では、サルなどの追い払いに使用するロケット花火と爆竹の資材を提供しています。希望される方は、お住まいの集落の農家組合長(不在の集落は区長)に依頼し、資材をお受け取りください。

■追い払い用の電動ガンの購入補助について
福井県では、他の集落と連携して、鳥獣害対策を協働で実施していく集落に対し、追い払い用の電動ガンの購入補助を予算の範囲内で行っています[1集落あたり上限300千円(定額)]。

■過去3年間の有害鳥獣捕獲結果
町内の、過去3年間の有害鳥獣の捕獲数は、次のとおりです。

問合せ:南越前町鳥獣害対策協議会(農林水産課内)
【電話】0778-47-8001

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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