■第1回 紫式部と南越前町のかかわり
現在、平安文学の傑作である『源氏物語』の作者・紫式部を取り上げたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されています。紫式部が生涯でただ一度都を離れて暮らした場所が越前国府(現在の越前市)であり、福井県と深いつながりを持っています。
紫式部は、長徳2(996)年6月、越前国司となった父親・藤原為時に付き添って都から越前国府へ下向しました。この父子が京都から越前までどのようなルートをたどったのかに関しては明確に分かっていませんが、現在の南越前町の地域もルートに含まれていたと考えられています。
越前市では令和5年3月に早くも大河ドラマの放送を見据え、官民が協力し観光誘客や文化振興などの事業に取り組む「紫式部プロジェクト推進協議会」を発足しました。この協議会では新商品開発や市内の高校などと連携しファッションショーを開催するなど、多くの取り組みを行っています。
こうした機運が高まっていることを踏まえ、南越前町でも今後さまざまな取り組みを行っていく予定です。その第1弾として、第2回目以降では、紫式部が通ったであろう下向ルートに接する町ゆかりの文化財を紹介します。イベントなどの告知も行いますので、ぜひご覧ください!
問合せ:教育委員会事務局
【電話】0778-47-8005
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